2007年10月23日

小沢論文と社共の対応は?

 小沢代表が、『世界』に発表したISAF参加に言及した論文に対して、野党の社民・共産はどう考えるのだろうか?
 自衛隊の海外でも活動、とくに武力行使が伴うものには反対という明確な立場を取っている。
 これにつて、政治評論家の俵孝太郎氏が以下のように述べている。
参考に掲載します。


日刊ゲンダイ 10月17日付   俵孝太郎の辻斬り説法


「ISAF参加」の小沢論文を社共はどう読む


 政権をとったらアフガニスタンのISAF・国際治安支援部隊に参加する、結果的に武力を行使することになっても違憲ではない、という小沢一郎・民主党代表の論文は、反米・国連原理主義に立つ「普通の国」論者の面目躍如だ。

 自民党幹事長だった湾岸戦争当時、アメリカから求められるままに130億ドル、超円高の時代でも1兆3000億円の戦費を拠出したのに、一滴の血も汗も流さなかったためか、戦後クウェート政府がニューヨーク・タイムズに出した各国の支援に対する感謝広告にジャパンのジの字もなかったのが、彼の深いトラウマになっているのだろう。

 アメリカの言いなりに油を提供するのはダメ、国連決議に沿って陸上自衛隊を海外派兵して相手の攻撃に武力反撃するのはOK、というのはまことに単純明快だ。

 異議があるヤツは党を出ていけ、というのも彼らしい。党議決定したわけではない個人的見解だが、そこは独裁者だ。きっと一等地の豪華マンション・コレクションで使いきれないカネを党にふんだんに出して、オーナーシップを確立しているのだろう。

 論文の発表舞台がサヨクの愛読誌「世界」なのも素晴らしい。「文芸春秋」ではパンチに欠けるし「諸君」「正論」でもつまらない。口をあんぐり開けて「世界」を読む志位や福島 のツラが目に浮かぶ。

 いまごろ違憲だ、反対だといっても、参院の首班指名決選投票で共産・社民が小沢を日本の首相にふさわしい人物として支持した事実は消えない。共産党は、次期総選挙で小沢・民主党支援を前提に小選挙区からの一部撤退を決めた責任も含めて、志位を除名すべきだ。福島も最低限、党首を即刻辞任すべきだ。


shige_tamura at 10:48│Comments(0)TrackBack(0)clip!小沢一郎 

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