2007年06月28日

韓国と日本の儒教文化の相違点(その1)

講談社高さん











『北朝鮮特殊部隊白頭山(ペクトサン)3号作戦』(講談社)の著者、高永(コウ・ヨンチョル)氏(コリア国際研究所首席研究員)が、日本論語研究会で「韓国と日本の儒教文化の相違点」について講演を行いました。

講演の終わりには、『北朝鮮特殊部隊白頭山(ペクトサン)3号作戦』の本の内容についても話されました。

今日から、その時の議事録を掲載します。

第二八回日本論語研究会
日時 二〇〇七年六月九日(土)一六時三〇分〜一七時一〇分
場所 慶應義塾大学大学院校舎一階三一一号室
講師 高永(コリア国際研究所首席研究員)
演題 「韓国と日本の儒教文化の相違点」


はじめに

 はじめまして。ただいま田村(重信)先生からご紹介頂きました高永戮任后F本論語研究会に参加するのは二回目でして、今回、お話しすることができ大変嬉しく思います。
 
 論語は私の専門分野ではありませんが、生活習慣として韓国と日本の儒教文化の違いとは何かということについてお話します。


(一)韓国における儒教の歴史

 今日はレジュメを用意しました。
 今、韓国においてどの程度、儒教が浸透しているのか。生活習慣、あるいは文化としてどれだけ定着しているのか。
 
 韓国に初めて儒教が伝わったのはBC三世紀頃、朝鮮半島に中国から儒教が伝来されました。
 あと三国時代、つまり高句麗と東側の新羅、西側の百済です。この三国時代に儒教が紹介されました。
 新羅は一番、中国から離れております。だから最も遅く儒教が伝わったという記録があります。
 三国時代が終わり、高句麗、新羅、百済は統一され、高麗時代に入ります。日本はちょうど鎌倉時代です。
 
 この頃、儒教、そして論語の文化が完全に広まって、人材登用、今で言えば司法試験とか公務員試験の時の試験内容に儒教に関する科目が使われたそうです。
 そして朝鮮時代。日本の江戸時代ですが、この頃、韓国は儒教の全盛期を迎えます。政治、経済、社会、文化といった各方面において、儒教の影響が及ばないところがないほどになりました。

 一九世紀になりますと、日本も韓国もそうですが、ヨーロッパのように国の体制の変革を巡って大変な議論が出てきました。
 
 その時、儒教の学者、つまり儒学者たちは、「日本、韓国、中国は儒教の国だから、アジアの伝統文化を守るためには、ヨーロッパのような生活スタイルを入れてはいけない」と激しく反発しました。

 いわゆる鎖国主義の手先になって、儒教が国家発展の障害になっていたという時代でした。


shige_tamura at 15:00│Comments(0)TrackBack(0)clip!日本論語研究会 

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