2007年05月31日

朝まで生テレビに関するブログ

サミールWatchブログより
朝まで生テレビ

 「ヒゲの隊長」佐藤正久隊長オフィシャルページで「今月のテーマは日本国憲法」との告知があったので久々に観ました。ただ観るだけでも随分と久しぶり、ましてや待ち構えてというのは初めてです。

顔ぶれだけ見ても、かなり濃厚な人選です。
ただし、護憲色がかなり強くもあります。

司会: 田原 総一朗
進行: 渡辺宜嗣、長野智子
パネリスト:
平沢 勝栄(自民党・衆議院議員)
高木 陽介(公明党・衆議院議員)
細野 豪志(民主党・衆議院議員)
仁比 聡平(日本共産党・参議院議員)
辻元 清美(社民党・衆議院議員)

伊藤 真(伊藤塾塾長)
今井 一(ジャーナリスト)
潮匡人(帝京大学准教授)
香山 リカ(精神科医)
姜 尚中(東京大学教授)
小林 節(慶応大学教授)
竹花 光範(駒澤大学教授)
田村 重信(慶応大学講師)
森本 敏(拓殖大学海外事情研究所所長)


 中身は案の定、広く憲法改正と言っても憲法第9条、特に2項の解釈と集団的自衛権に関する論戦が時間の大半を占めました。
 番組の最後で視聴者アンケートがおよそ6:4の割合で護憲派優勢だったのですが、面白いなと思ったのが(これは私の勝手な感想ですが)

・コメンテーターの顔ぶれを見れば、「結論として護憲路線に持って行きやすい」構成なのが明らか。

・これまで自衛隊を預かってきた政権与党だからこそ、自衛隊の安全確保の観点から現行法の矛盾点を何とかするベクトルに向かう。

・一方、護憲の立場は必ずしも自衛隊をセットで考える訳ではないので、憲法を変える事のリスクのみが論点の主軸となる。

・結果、論点がいつまでもかみ合わない。

 せっかくこれだけのパネリストが集まったのだから、それぞれの立場のメリット/デメリットを聴きたかったのですが、多分この手の問題は「自衛隊を預かる」、もしくは自衛隊そのものの立場になってみないと歩みよりは到底出来ないのでしょう。

 だからこそ、ヒゲの隊長は今後、もっと世に出て欲しいし、これまで沈黙を守ってきた自衛隊の声を代弁して貰わなければと思うのです。

 余談ですが、番組内での改憲vs護憲の印象は改憲派が専ら慶応大学講師の田村重信さんのほぼ一人完投、護憲派は姜尚中さんをはじめ辻元清美さん、細野豪志さんほか見事な中継ぎでした。
 各論陣の「テレビ慣れ」と勢いが、そのままアンケート結果に反映された感じです。


以上、参考になりました。

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