2007年04月26日
身内に甘い民主党
今回も民主党は、身内に甘い体質が現れた。
「疑惑解明なく幕引き 角田氏献金問題」
という記事が「読売新聞」(4月25日、朝刊)に出ていた。
以下、掲載します。
解説
民主党は24日、角田義一・前参院副議長を政治献金問題で厳重注意処分とした。
この問題に一応の区切りを付け、松岡農相の光熱水費問題などの追及を強める狙いからだ。
しかし、角田氏の疑惑の解明は全く進んでおらず、不自然な「幕引き」との印象は否めない。
角田氏は24日、「参院副議長を辞したことで政治責任は十分果たした」とする談話を発表したが、事実関係については説明しなかった。民主党群馬県連などでつくる角田氏の総合選挙対策本部は、2001年の参院選で約2520万円の政治献金を集めたが、政治資金収支報告書などに記載されていなかった。選対本部が在日本朝鮮人総連合会の傘下団体から献金を受けていた疑いもある。
党の処分は疑惑を明らかにしないまま、「角田氏が説明責任を果たしていない」ことをとがめたに過ぎない。同党倫理規則は、倫理規範違反に対して8ランクの処分・措置を定めているが、今回の処分は「常任幹事会名による厳重注意」で2番目に軽い。
民主党群馬県連所属の石関貴史衆院議員は「はなはだ軽い処分だ。国家の体面にかかわる重大事にもかかわらず、角田氏は全く説明責任を果たしていない」との談話を発表した。
鳩山幹事長は記者団に「現在知りうる情報をもとに処分した。さらに新しい事実が出てきた時は、(角田氏に対し)新たな措置を考えなくてはいけない」と語ったが、執行部には疑惑解明を最優先する対応が求められる。
「疑惑解明なく幕引き 角田氏献金問題」
という記事が「読売新聞」(4月25日、朝刊)に出ていた。
以下、掲載します。
解説
民主党は24日、角田義一・前参院副議長を政治献金問題で厳重注意処分とした。
この問題に一応の区切りを付け、松岡農相の光熱水費問題などの追及を強める狙いからだ。
しかし、角田氏の疑惑の解明は全く進んでおらず、不自然な「幕引き」との印象は否めない。
角田氏は24日、「参院副議長を辞したことで政治責任は十分果たした」とする談話を発表したが、事実関係については説明しなかった。民主党群馬県連などでつくる角田氏の総合選挙対策本部は、2001年の参院選で約2520万円の政治献金を集めたが、政治資金収支報告書などに記載されていなかった。選対本部が在日本朝鮮人総連合会の傘下団体から献金を受けていた疑いもある。
党の処分は疑惑を明らかにしないまま、「角田氏が説明責任を果たしていない」ことをとがめたに過ぎない。同党倫理規則は、倫理規範違反に対して8ランクの処分・措置を定めているが、今回の処分は「常任幹事会名による厳重注意」で2番目に軽い。
民主党群馬県連所属の石関貴史衆院議員は「はなはだ軽い処分だ。国家の体面にかかわる重大事にもかかわらず、角田氏は全く説明責任を果たしていない」との談話を発表した。
鳩山幹事長は記者団に「現在知りうる情報をもとに処分した。さらに新しい事実が出てきた時は、(角田氏に対し)新たな措置を考えなくてはいけない」と語ったが、執行部には疑惑解明を最優先する対応が求められる。