2007年02月02日
「朝鮮総連」違法献金は「角田前副議長」だけではなかった
「朝鮮総連」違法献金は「角田前副議長」だけではなかった
という記事が『週刊新潮』(2.8号)載った。
以下、記事を掲載します。
朝鮮総連の傘下団体から違法な献金を受け、多額の裏金をつくっていた角田義一議員(69)が参院副議長を辞任。民主党はこの問題に幕引きを図る腹である。が、法に触れる金を手にした政治家は他にもいる。以前から“親北朝鮮”と指摘されてきた人物だ。
それは、呆れるほかない記者会見だった。
朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮人群馬県商工会」から150万円の違法献金を受け取っていたこと。総額2500万円もの献金を政治資金収支報告書に記載しないまま裏金にしていたこと。本誌が報じたこれらの事実について角田氏は1月26日、何の説明もせずに辞任会見を打ち切り、逃げるように席を立ったのだ。
ともあれ、民主党はこれで身内の膿を出し切ったとして、政府・与党に急ぎ攻勢をかけたい心積りだろうが、いや待て、そうは問屋が卸さない。
違法献金を受けていた議員がまだいるのだから。
愛知3区選出の近藤昭一代議士(48)。かねてより民主党内で北朝鮮シンパと目されていた近藤氏は、案の定、その筋からの金を受け取っていたのである。
ここに近藤氏が代表を務める2つの政治団体の政治資金収支報告書がある。
まず、『21世紀の国づくりを考える会』の03年分報告書を見ると、4月25日付でA社(原文は実名)から12万円の献金を受けていることが記載されている。
報告書にはA社の代表欄にXという名前が見えるが、このX氏こそ、総連傘下の在日本朝鮮青年商工会会長などを歴任、“在日同胞”の間では広くその名を知られる大立者である。
さらに、『民主党愛知県第3区総支部』の02年分報告書を見ると、代表欄にYとの名前が見える5つの会社から、計320万円の献金を受けた記載がある。
このY氏もまた、在日本朝鮮人愛知県商工会副会長として、総連系の『朝鮮新報』に名前が登場したこともある大物なのだった。
北朝鮮寄りの行動
X氏、Y氏ともに歴とした会社オーナーだが、
「株式の過半数を外国人が保有する会社から、政治献金を受けてはならないことになっています」(総務省政治資金課)
すなわち、近藤氏が違法な献金を手にしていたことは論を俟たない。
これら献金を受けた影響か、あるいは元来の政治姿勢がこうした献金を呼び寄せるのか、近藤氏には北朝鮮寄りの振る舞いが目立つのである。
99年には乾パン10万食分を積んだ船に同乗して北朝鮮に入国。また、04年4月には北朝鮮北西部で発生した列車大爆発事故の義援金として100万円を日本赤十字本社に寄附した。
他にも昨年11月、朝鮮総連系の青年3団体が日本政府による「万景峰号」の入港禁止措置などに対する抗議活動を国会周辺で実施した際、彼らを議員会館の会議室に招き入れたうえ、緊急集会を開催させた、と言われている。
以上の点について近藤氏に見解を質したところ、事務所の弁はこうだった。
「2月4日の愛知県知事選まではお答えできない。知事選が終わった後にきちんとお答えしたい」
自らのお膝元で行われる選挙への影響を恐れてか、返答を先延ばしにするという信じがたい対応・・・・・・。
こんな体たらくで民主党が政府・与党を追及できるのか。スネに傷もつ同士が相見えるスキャンダル国会は、これからが本番である。
という記事が『週刊新潮』(2.8号)載った。
以下、記事を掲載します。
朝鮮総連の傘下団体から違法な献金を受け、多額の裏金をつくっていた角田義一議員(69)が参院副議長を辞任。民主党はこの問題に幕引きを図る腹である。が、法に触れる金を手にした政治家は他にもいる。以前から“親北朝鮮”と指摘されてきた人物だ。
それは、呆れるほかない記者会見だった。
朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮人群馬県商工会」から150万円の違法献金を受け取っていたこと。総額2500万円もの献金を政治資金収支報告書に記載しないまま裏金にしていたこと。本誌が報じたこれらの事実について角田氏は1月26日、何の説明もせずに辞任会見を打ち切り、逃げるように席を立ったのだ。
ともあれ、民主党はこれで身内の膿を出し切ったとして、政府・与党に急ぎ攻勢をかけたい心積りだろうが、いや待て、そうは問屋が卸さない。
違法献金を受けていた議員がまだいるのだから。
愛知3区選出の近藤昭一代議士(48)。かねてより民主党内で北朝鮮シンパと目されていた近藤氏は、案の定、その筋からの金を受け取っていたのである。
ここに近藤氏が代表を務める2つの政治団体の政治資金収支報告書がある。
まず、『21世紀の国づくりを考える会』の03年分報告書を見ると、4月25日付でA社(原文は実名)から12万円の献金を受けていることが記載されている。
報告書にはA社の代表欄にXという名前が見えるが、このX氏こそ、総連傘下の在日本朝鮮青年商工会会長などを歴任、“在日同胞”の間では広くその名を知られる大立者である。
さらに、『民主党愛知県第3区総支部』の02年分報告書を見ると、代表欄にYとの名前が見える5つの会社から、計320万円の献金を受けた記載がある。
このY氏もまた、在日本朝鮮人愛知県商工会副会長として、総連系の『朝鮮新報』に名前が登場したこともある大物なのだった。
北朝鮮寄りの行動
X氏、Y氏ともに歴とした会社オーナーだが、
「株式の過半数を外国人が保有する会社から、政治献金を受けてはならないことになっています」(総務省政治資金課)
すなわち、近藤氏が違法な献金を手にしていたことは論を俟たない。
これら献金を受けた影響か、あるいは元来の政治姿勢がこうした献金を呼び寄せるのか、近藤氏には北朝鮮寄りの振る舞いが目立つのである。
99年には乾パン10万食分を積んだ船に同乗して北朝鮮に入国。また、04年4月には北朝鮮北西部で発生した列車大爆発事故の義援金として100万円を日本赤十字本社に寄附した。
他にも昨年11月、朝鮮総連系の青年3団体が日本政府による「万景峰号」の入港禁止措置などに対する抗議活動を国会周辺で実施した際、彼らを議員会館の会議室に招き入れたうえ、緊急集会を開催させた、と言われている。
以上の点について近藤氏に見解を質したところ、事務所の弁はこうだった。
「2月4日の愛知県知事選まではお答えできない。知事選が終わった後にきちんとお答えしたい」
自らのお膝元で行われる選挙への影響を恐れてか、返答を先延ばしにするという信じがたい対応・・・・・・。
こんな体たらくで民主党が政府・与党を追及できるのか。スネに傷もつ同士が相見えるスキャンダル国会は、これからが本番である。