2007年01月31日

竹中平蔵前総務大臣が格差問題を語る

竹中平蔵前総務大臣(慶大教授)がべンジャミン・フルフォード氏と「構造改革の功罪」「バッシング報道」について激論を『アサヒ芸能』(2.8号)で行った。

その中で、格差問題を抜き出した。
『アサヒ芸能』(2007.2.8)88-89頁


フル 
 格差についてはどうお考えですか。大手新聞の世論調査では、小泉政権の5年半で生活が苦しくなった人は、よくなった人の2倍以上との結果もあった。要するに、ごく一部の人だけが金を手にして、平均してみんな貧しくなったようですけれど。

竹中 
 日本で格差が広がったかどうか、答えはよくわからないんです。05年の国勢調査の発表を待たないことには。ただ、格差が拡大した可能性はある。グローバリゼーションやIT化が進むフロンティアの時代ですから、勇ましく所得を得る人と、取り残される人が出るのは当然です。

フル
 格差は想定の内?

竹中
 むしろ問題視すべきは、日本の格差批判の異常な部分です。今の状況は「金持ちはけしからん」という社会主義的格差感ですね。でも、サッチャー元英国首相はかつてこう言いました、「金持ちを貧乏人にしたからといって貧乏人が金持ちになるわけではない」と。
お金を稼いで税金をたくさん払ってくれる人はほうっておけばいいじゃないですか。社会としてけしからんのは、本当に貧しい人を作ってしまうことです。格差論ではなく「貧困論」と言えばいいんです。それでは日本の貧困層はどの程度いるのか。答えは、よくわからない。貧困調査を実施して、そこから議論すべきです。

フル
 日本では規制緩和が格差を広げた部分もあります。例えば派遣社員を使いやすくしたために正社員が減り、貧しい人が増えた。

竹中
 正社員と非正社員があること自体おかしいのです。オランダのように全員正社員にすればいいと思うのですが、労働組合は反対する。保険や年金などのコストが膨らむからこれまで正社員だった人の給料は下がりますからね。でもそれでいいと思うんです。日本の会社の正社員はほとんどの場合、本来もらうべき給料以上のお金をもらっている、いわば既得権益者なんですよ。労働ビッグバンはむしろそういった格差を是正できるはずです。


shige_tamura at 09:53│Comments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

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