2007年01月30日

小沢一郎代表・民主党の自虐性(その1)

 民主党・小沢一郎代表は、昨日(29日)安倍首相への代表質問を行ったが、批判のために都合の良い数字を並べて、「日本はひどい国になった」と宣伝する。

 日本は、本当に小沢代表が主張するように悪い国になったのだろうか、あまりにも自虐的ではないか。「小沢氏資金団体 資産10億円超」という政治家・小沢代表や大金持ちの鳩山幹事長から見れば、一般庶民は皆、低所得者であり、国民生活は悪化し、格差は拡大したといえるだろう。

 小沢代表は、代表質問で「小泉・安倍政権の6年間で、日本は世界で最も格差のある国になり」と述べた。
 「ホント?」これは具体的にどこの数字を使っているのは全く不明である。

 日本人の総合的な生活水準(「人間開発指数」)は、4ランクアップの世界第7位(昨年11位)である。
 これは、国連開発計画(UNDP)の『人間開発報告書』2006年版(11月9日、ケープタウン発表)からである。

 最近、日本国内では、格差問題など暗い側面だけが、民主党や野党、マスコミで言われ、日本は国際的にも国民生活が悪化した国に転落したような印象。しかし、国際的には、まったく違う。日本の生活水準は大幅アップしているとの評価だ。

 報告書の中の「人間開発指数」とは、国連開発計画が毎年、各国の人間開発の度合いを測る指標として『人間開発報告書』創刊時に発表されたもの。「人間開発指数」は、各国の人間開発達成度を、その基礎となる「長寿を全うできる健康な生活」(平均寿命)、「知識・教育水準」(成人識字率と就学率)、「人間らしい生活水準」(一人当たりの国民所得)の3つの分野を総合し、世界各国・地域の生活水準を比較・評価しているものである。
 
 人間開発指数によると、世界で最も住みやすい国はノルウェーで6年連続1位。これは、ノルウェーが、北海油田のおかげで石油に恵まれているからだ。
ノルウェーに次いでアイスランド・オーストラリア・アイルランド・スウェーデン・カナダ・日本・米国の順で住みやすい国・地域と評価された。
 
 日本は、アジアの中でNO1、香港(22位)・シンガポール(25位)・韓国(26位)、ちなみに、中国は81位である。
世界で最も住みにくいのはアフリカ西部のニジェール共和国で177位。
 日本は、国民生活が全体では豊かになったということに、もっと自信をもつべきである。
 民主党のように、自虐的に何でも「駄目だ」「悪くなっている」と思ったら、もっと駄目になる。
 今、日本で必要なことは、「プラス志向」。その中で、本当の弱者に光をあてることが政治である。


shige_tamura at 15:05│Comments(0)TrackBack(0)clip!民主党 

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