2006年11月28日
自民党の復党問題での安倍首相発言
安倍晋三総理は、「自民党の復党問題」(首相官邸、11月27日(月) 17:36〜17:47)で、詳しく発言しました。
これは、マスコミに詳しく載りません。
そこで、今回、安倍晋三総理の考え方を正しく理解していただくために掲載しました。
Q 今日、郵政造反組12名から復党願が出されましたが、総理は復党を認めるのでしょうか。
A 先程、開かれました役員会において、12名の方々から復党の願いが出され、そして11名の議員からは、昨年の総選挙において政権公約2005、これは郵政の民営化を含んでいるわけでありますが、この政権公約2005に全面的に同意をする、そして更に、私の所信表明を支持をし、新しい国づくりについて全力を傾けて協力をしていく、そしてまた、昨年の総選挙においての反党的な行為について反省する旨について、書面で提出されました。
これは中川幹事長が示していた条件を全て満たすものであり、私は、この11名について入党に向けて手続きを始めるように指示をいたしました。
平沼議員については残念ながら、こうした私どもが示した条件について書面において提出されませんでした。残念ながら、今回、復党を認めることはできない、こう判断をいたしました。
今回の復党問題については、自由民主党は、決して古い自民党に戻ることはありません。また戻してはならないと思います。
今回の復党の件につきましても、国民の皆様の前で、どういう条件であれば復党を認めるということについて申し上げ、また議論し、そしてまた幹事長と平沼議員との間で話を持っていったということであります。
その結果、今回、こういう形で、国民の皆様の前でお示しをした条件を了解したということで、私は総裁として復党を認め、そして復党された後には皆さんに一緒に美しい国づくりに向けて汗を流してもらいたい、このように考えています。
Q 総理は、国民に対する説明は、十分これでできたとお考えでしょうか。
A この問題、一番大きな課題というのは、昨年の総選挙において、郵政民営化、是か非かが問われた選挙でありました。
ですから、この是か非かということについては、曖昧にしてはならない、このように考えました。
昨年の総選挙の結果を真摯に受け止め、そしてこの民営化の方向に向けて賛同していただかなければならない、そして、これから私が始めようとしている新しい国づくりに向けて、一緒に汗を流す、その決意を示していただかなければならない、この2点について、私は確認を取りたいと、このように考えました。
その上で、賛同される方々については復党を認める。私の考えについては、国民の皆様に説明をしていかなければならないと考えています。
Q 報道機関の世論調査では、復党に反対する意見が強いのですが、復党は、国民の理解が得られないのではないでしょうか。
A 世論調査については十分に承知をしております。
その上で、私の責任において、今後、この皆さんにしっかりと力を発揮をしていただいて、国民の皆様のご理解をいただきたい。また、この復党を巡るやり取りにおいても、出来るだけ国民の皆様に、条件等についてオープンにしてきたつもりであります。
どういう条件を飲んでいただければ、私が復党を認める、このことについては説明をしてきた、その上で了解をしていただいたということで、今回、総裁として責任を持って決断をいたしました。
Q 中川幹事長が「総理の本心は院内会派の結成だ。」と発言されていますが、改めて、この問題に関する総理の本心をお聞かせください。
A 今回、こういう形で、皆さんが了解をされました。これをもって、この問題に決着を着けたいと思っています。
Q 結果として、郵政に賛成する票、反対する票、両方を取ったという意味で、票の二重取りではないかという指摘がありますが、これについてはどう受け止めますか。
A いずれにせよ、こうした政治の場における決断というのは、我々、政治家である以上、それぞれ選挙で審判を受けるということになります。
Q 平沼議員に関しては、郵政民営化に賛成しない限りは、復党を認められないということでしょうか。
A 先程、私が申し上げましたように、今回の決断において、それを条件といたしました。残念ながら、この条件に対して平沼さんは、それは恐らく飲めないということだったんだろうと、このように思います。
Q 総理は以前、小泉前総理の手法について、酷薄だというような表現をされたことがあったと思うのですが、今回の決断においては、小泉総理の手法については否定されたということでしょうか。
A それはそういうことではありませんね。昨年の総選挙の結果を受けての判断でなければ、こうした条件を付けることはありません。
Q 小泉総理とは、また別の判断をしたということではないのですか。
A この条件を付けるというのは、議員にとって、自分の選挙区、支持をしていただいている支持者との関係で、これは中々厳しいハードルであったと思います。敢えて、このハードルを越えていただいたということです。
Q 平沼議員に関しては、入党しないで、それ以外の協力の手法というのは、これからとっていくお考えでしょうか。例えば院内会派であるとか。
A 現在のところ全く、今後のことについては考えていません。
Q 参議院の一人区に関して、今回の復党問題について見た時に、都市部に近い山梨などでは、復党問題を認められないという声が大きく、一方、都市部からは遠い九州などの一人区では、復党問題に係わらず自民党として、というような結果も出ているのですけれども、これについては。
A 参議院の選挙とは全く係わりなく、今回、こうした判断をいたしました。
Q 党内には、復党問題に反対の議員の方も多いと思うのですが、その議員に対してはどのように説明をされるおつもりですか。
A 今日、党改革本部が開かれたと聞いています。今後、執行部においてよく説明をしてもらいたいと思います。
Q 落選中の造反議員に関しても、先程の条件を飲めば復党を認めるということでしょうか。
A 落選中の議員について言えば、これはまだ私ども検討をしていません。
今後、それぞれ事情が大分異なるでしょうから、執行部において、まずどうするかと、根本的にですね、ということを考えていくことになると思います。
Q 参議院の選挙は全く関係ないと仰いましたが、では復党がこの時期になった理由はなんでしょうか。
A 復党については、ずっと議論してきたわけであって、そのやり取りの中で、今日に至ったということですね。参議院は、まだ来年の7月ですから、今やらなければいけないということでは全くないと思いますよ。
Q 総理の信を問うために、衆院を解散して信を問うという考えは今のところは。
A 私はまだ政権をスタートしたばかりです。まずはこの国会において実績を挙げ、来年度の予算を組んで、そして通常国会で議論をしていく。まずは実績を挙げていくことが大切ではないでしょうか。
Q 参院選は関係ないということなんですが、改めて、何のための復党なんでしょうか。
A これは、復党を望んでいる議員がいて、また、私の国づくりに、是非、力を出したいと、汗を流したいという議員がいる。かつて自由民主党の議員として一緒に活動してきた。
そしてまた今の国会において、ほとんどの我々の政策について、全てといってもいいと思いますが、賛同しているわけであって、その中で、党としても一人でも多く国づくりに向って力を発揮をしてくれる人が多いと、そう考えるのは政党としてはそうなんだろうと思います。
Q 誰のための復党と言っていたんですが、誰のための復党なんでしょうか。
A これは私が今目指している国づくりについて、私は正しい方向に進めていきたいと思っています。より多くの方々、力を発揮をしていくことによって、これは成果を挙げていくことになる。国民の皆様にもそれはご理解をいただけるんではないかと、そのためにも成果を出していきたいと考えています。
Q 総理は、小泉前総理には連絡を取っているのでしょうか。
A 小泉前総理には口頭でお話をいたしました。
Q 小泉前総理は何と仰っていましたか。
A 小泉前総理は、私の方針は分かったと、このように仰っていました。
Q 今回、情か筋かという議論が随分あったんですが、総理ご自身は随分悩まれた場面があったのでしょうか。
A 情で言えば、情でということをあおる方々は、こうした条件を付けること自体が間違っているというご批判もあります。その中で、やはり国民の皆様の前で、我々の考え方を明らかにしながら、この復党問題を進める必要があると、このように考えました。
Q 前回の選挙で出られた刺客候補の皆さんにとっては、この復党を認めることで切り捨てることにはならないのでしょうか。
A それはそうではないと思います。当然、この後、選挙区においての調整の問題等々について、執行部で話をしていくことになります。
Q 朝鮮総連が、薬事法違反で捜査を受けていますが、どう受け止められますか。
A 捜査中のことですので、コメントすべきではないと思いますが、いずれにせよ、法と証拠に基づいて、公正かつ厳正に対応していくことになると思います。
これは、マスコミに詳しく載りません。
そこで、今回、安倍晋三総理の考え方を正しく理解していただくために掲載しました。
Q 今日、郵政造反組12名から復党願が出されましたが、総理は復党を認めるのでしょうか。
A 先程、開かれました役員会において、12名の方々から復党の願いが出され、そして11名の議員からは、昨年の総選挙において政権公約2005、これは郵政の民営化を含んでいるわけでありますが、この政権公約2005に全面的に同意をする、そして更に、私の所信表明を支持をし、新しい国づくりについて全力を傾けて協力をしていく、そしてまた、昨年の総選挙においての反党的な行為について反省する旨について、書面で提出されました。
これは中川幹事長が示していた条件を全て満たすものであり、私は、この11名について入党に向けて手続きを始めるように指示をいたしました。
平沼議員については残念ながら、こうした私どもが示した条件について書面において提出されませんでした。残念ながら、今回、復党を認めることはできない、こう判断をいたしました。
今回の復党問題については、自由民主党は、決して古い自民党に戻ることはありません。また戻してはならないと思います。
今回の復党の件につきましても、国民の皆様の前で、どういう条件であれば復党を認めるということについて申し上げ、また議論し、そしてまた幹事長と平沼議員との間で話を持っていったということであります。
その結果、今回、こういう形で、国民の皆様の前でお示しをした条件を了解したということで、私は総裁として復党を認め、そして復党された後には皆さんに一緒に美しい国づくりに向けて汗を流してもらいたい、このように考えています。
Q 総理は、国民に対する説明は、十分これでできたとお考えでしょうか。
A この問題、一番大きな課題というのは、昨年の総選挙において、郵政民営化、是か非かが問われた選挙でありました。
ですから、この是か非かということについては、曖昧にしてはならない、このように考えました。
昨年の総選挙の結果を真摯に受け止め、そしてこの民営化の方向に向けて賛同していただかなければならない、そして、これから私が始めようとしている新しい国づくりに向けて、一緒に汗を流す、その決意を示していただかなければならない、この2点について、私は確認を取りたいと、このように考えました。
その上で、賛同される方々については復党を認める。私の考えについては、国民の皆様に説明をしていかなければならないと考えています。
Q 報道機関の世論調査では、復党に反対する意見が強いのですが、復党は、国民の理解が得られないのではないでしょうか。
A 世論調査については十分に承知をしております。
その上で、私の責任において、今後、この皆さんにしっかりと力を発揮をしていただいて、国民の皆様のご理解をいただきたい。また、この復党を巡るやり取りにおいても、出来るだけ国民の皆様に、条件等についてオープンにしてきたつもりであります。
どういう条件を飲んでいただければ、私が復党を認める、このことについては説明をしてきた、その上で了解をしていただいたということで、今回、総裁として責任を持って決断をいたしました。
Q 中川幹事長が「総理の本心は院内会派の結成だ。」と発言されていますが、改めて、この問題に関する総理の本心をお聞かせください。
A 今回、こういう形で、皆さんが了解をされました。これをもって、この問題に決着を着けたいと思っています。
Q 結果として、郵政に賛成する票、反対する票、両方を取ったという意味で、票の二重取りではないかという指摘がありますが、これについてはどう受け止めますか。
A いずれにせよ、こうした政治の場における決断というのは、我々、政治家である以上、それぞれ選挙で審判を受けるということになります。
Q 平沼議員に関しては、郵政民営化に賛成しない限りは、復党を認められないということでしょうか。
A 先程、私が申し上げましたように、今回の決断において、それを条件といたしました。残念ながら、この条件に対して平沼さんは、それは恐らく飲めないということだったんだろうと、このように思います。
Q 総理は以前、小泉前総理の手法について、酷薄だというような表現をされたことがあったと思うのですが、今回の決断においては、小泉総理の手法については否定されたということでしょうか。
A それはそういうことではありませんね。昨年の総選挙の結果を受けての判断でなければ、こうした条件を付けることはありません。
Q 小泉総理とは、また別の判断をしたということではないのですか。
A この条件を付けるというのは、議員にとって、自分の選挙区、支持をしていただいている支持者との関係で、これは中々厳しいハードルであったと思います。敢えて、このハードルを越えていただいたということです。
Q 平沼議員に関しては、入党しないで、それ以外の協力の手法というのは、これからとっていくお考えでしょうか。例えば院内会派であるとか。
A 現在のところ全く、今後のことについては考えていません。
Q 参議院の一人区に関して、今回の復党問題について見た時に、都市部に近い山梨などでは、復党問題を認められないという声が大きく、一方、都市部からは遠い九州などの一人区では、復党問題に係わらず自民党として、というような結果も出ているのですけれども、これについては。
A 参議院の選挙とは全く係わりなく、今回、こうした判断をいたしました。
Q 党内には、復党問題に反対の議員の方も多いと思うのですが、その議員に対してはどのように説明をされるおつもりですか。
A 今日、党改革本部が開かれたと聞いています。今後、執行部においてよく説明をしてもらいたいと思います。
Q 落選中の造反議員に関しても、先程の条件を飲めば復党を認めるということでしょうか。
A 落選中の議員について言えば、これはまだ私ども検討をしていません。
今後、それぞれ事情が大分異なるでしょうから、執行部において、まずどうするかと、根本的にですね、ということを考えていくことになると思います。
Q 参議院の選挙は全く関係ないと仰いましたが、では復党がこの時期になった理由はなんでしょうか。
A 復党については、ずっと議論してきたわけであって、そのやり取りの中で、今日に至ったということですね。参議院は、まだ来年の7月ですから、今やらなければいけないということでは全くないと思いますよ。
Q 総理の信を問うために、衆院を解散して信を問うという考えは今のところは。
A 私はまだ政権をスタートしたばかりです。まずはこの国会において実績を挙げ、来年度の予算を組んで、そして通常国会で議論をしていく。まずは実績を挙げていくことが大切ではないでしょうか。
Q 参院選は関係ないということなんですが、改めて、何のための復党なんでしょうか。
A これは、復党を望んでいる議員がいて、また、私の国づくりに、是非、力を出したいと、汗を流したいという議員がいる。かつて自由民主党の議員として一緒に活動してきた。
そしてまた今の国会において、ほとんどの我々の政策について、全てといってもいいと思いますが、賛同しているわけであって、その中で、党としても一人でも多く国づくりに向って力を発揮をしてくれる人が多いと、そう考えるのは政党としてはそうなんだろうと思います。
Q 誰のための復党と言っていたんですが、誰のための復党なんでしょうか。
A これは私が今目指している国づくりについて、私は正しい方向に進めていきたいと思っています。より多くの方々、力を発揮をしていくことによって、これは成果を挙げていくことになる。国民の皆様にもそれはご理解をいただけるんではないかと、そのためにも成果を出していきたいと考えています。
Q 総理は、小泉前総理には連絡を取っているのでしょうか。
A 小泉前総理には口頭でお話をいたしました。
Q 小泉前総理は何と仰っていましたか。
A 小泉前総理は、私の方針は分かったと、このように仰っていました。
Q 今回、情か筋かという議論が随分あったんですが、総理ご自身は随分悩まれた場面があったのでしょうか。
A 情で言えば、情でということをあおる方々は、こうした条件を付けること自体が間違っているというご批判もあります。その中で、やはり国民の皆様の前で、我々の考え方を明らかにしながら、この復党問題を進める必要があると、このように考えました。
Q 前回の選挙で出られた刺客候補の皆さんにとっては、この復党を認めることで切り捨てることにはならないのでしょうか。
A それはそうではないと思います。当然、この後、選挙区においての調整の問題等々について、執行部で話をしていくことになります。
Q 朝鮮総連が、薬事法違反で捜査を受けていますが、どう受け止められますか。
A 捜査中のことですので、コメントすべきではないと思いますが、いずれにせよ、法と証拠に基づいて、公正かつ厳正に対応していくことになると思います。