2007年12月

2007年12月28日

皆様に感謝

ランチバック1かんさん











グリーンひげの隊長











 今年は、本当にいろいろなことがあり、僕にとっても激動の一年でした。
 統一地方選挙、参議院選挙があり、参議院選挙で自民党が敗北し、その結果、ねじれ国会となりました。安倍晋三首相が突然辞職し、福田康夫首相が誕生しました。
 昨日のブログでも言及しましたが、日本の経済力が急速に落ちています。伸びる人を伸ばさないで、格差是正というだけでは、学校でレベルの低い人に合わせて教育をするようなもので、これでは、全体のレベルが下がるのも当然です。
 それから、防衛省の守屋前事務次官が逮捕されるということもあり、これは、来年にも継続され、しばらくは落ち着かない状況が続きます。
 今回の参議院選挙で、ヒゲの隊長・佐藤正久氏が当選したことは本当に良かったです。
 
 僕としては、写真にあるように講演がアメリカを含め20回ありました。テレビの「朝まで生テレビ」にも出演し、30年ぶりで、早稲田大学のゼミの一年先輩の姜尚中・東京大学教授や恩師の小林 節・慶応大学教授らとご一緒できて良い経験になりました。
 本のほうは、人間の品格 『論語に学ぶ人の道』」(日本論語研究会編 内外出版、2007年)、「民主党はなぜ、頼りないのか」(成甲書房、2007年)、「防衛省誕生ーその意義と歴史」(編著、内外出版、2007年)、「テロ特措法 海上自衛隊の給油活動」(防衛知識普及会編、内外出版、2007年)、「新テロ対策特措法 石破防衛大臣に聞く」(防衛知識普及会編、内外出版、2007年)を出すことができました。
 慶應義塾大学の講師は、来年で10年目になります。

 また、日本論語研究会も来年で4年目に入ります。
 1月26日(土)は、僕と妻(邱 淑恵(キュー・スーエ)中国健康コンサルタント)が講演します。是非ともおいでください。

 こうして、健康で過ごせたのも皆様の御支援のお陰と感謝しています。
 良いお年をお迎え下さい。

 来年も頑張ります。


「日本論語研究会」の予定
*会場は、全て慶應大学・三田キャンパスです
 (港区三田2−15−45)(JR田町、地下鉄三田下車)


今回
第34回 
1、日 時 1月26日(土)16時30分〜18時
2、場 所 慶應義塾大学  大学院校舎1階 311号室
3、講 師 田村重信 日本論語研究会代表世話人
(テーマ、四年目の日本論語研究会)
邱 淑恵(キュー・スーエ)中国健康コンサルタント
(テーマ、「孝」について)
(*終了後。希望者で新年・懇親会を行います。)


第35回 
1、日 時 2月23日(土)16時30分〜18時
2、場 所 慶應義塾大学  大学院校舎1階 311号室
3、講 師 徳川斉正(なりまさ) 東京海上日動火災保険株式会社・総務部長
     (テーマ、水戸・徳川家のこと)

第36回 
1、日 時 3月15日(土)16時30分〜18時
2、場 所 慶應義塾大学  第1校舎1階 102教室
3、講 師 安岡正泰・(財)郷学研究所・安岡正篤記念館理事長
      (テーマ、論語と活学)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〇参加費 300円(家族は2人以上で500円、学生は無料です)

〇問い合せ先  田村重信(代表幹事)
Eメールstamura@hq.jimin.or.jp へ連絡下さい。電話―3581−6211(職場)    事務局〒105−0002 港区三田2−15−45 慶大・南館20510
日本論語研究会03−5427−1328(直通) FAX 03−5418−6584(共同)
(参考)日本論語研究会の日程(2週間前と1週間前に2回)と研究会の内容などは、ブログに掲載しています。 ブログ「たむたむの自民党VS民主党」http://tamtam.livedoor.biz/


幹事長・伊吹文明論

「幹事長・伊吹文明論」(政治コラムニスト 国正武重)が、「自由民主」の1月1・8日号に載っていました。ポイントを掲載します。


史上初の異常事態の幹事長――

まず、伊吹さんは、参院選後の政治状況について「三つの非常識」を指摘する。
 一つは、自民党や政府が提案した法案や政策は紆余曲折はあっても実現するんだ、という過去の常識は、今や非常識になった。
 二つ目は、政府・与党は非難を一身に受けて法案を通してくれるから、野党は批判さえしていればいいという常識も、非常識になった。
 そして、最後に、政策を実現するのは政府・与党の役割だから、新聞もテレビも両者を非難しておけば、役割が果たせたというマスコミの常識も非常識になった。

「与野党が対立してばかりいたのでは法案も政策も実現することができないのだから、参院第一党の民主党と話し合いをするしか仕方がない」と割り切っている。
 その場合、第一段階として「個別の政策協議」。
 さらに与党と民主党が歩み寄って成立した被災者生活再建支援法がそのケースで、「ねじれ国会運営のモデル」といえよう。

 第二ステージとして考えているのが、政策全般についての協議機関の創設。
 そして、最後が、政策合意を受けての連立内閣。
 伊吹さんは「自民党にとっては、第一段階が都合がいいが、小沢さんは、あくまで大連立を目指すだろう。さきの党首会談後、小沢さんは『憂国の情』をもって民主党に持ち帰ったが、理解してもらえなかった。残念だっただろう」と同情している。

 伊吹さんの視線は、次の総選挙にあるようだ。猖棆鮫瓩のぞいたのが、昨年十二月六日の日本外国特派員協会での次の発言である。

「もし、自民、公明両党が過半数を取れば、両党の主導権で民主党に政界の再編成を仕掛けることになるでしょう。そのとき、パワーポリティクスにあこがれ、飢えている民主党の人は、きっと雪崩を打って参議院の構成を変えてくる、と私は思っている。逆に、自公両党が負ければ、細川(護煕)内閣ができたときのように、我慢できない人が自民党からドロップアウトするだろう」

 さきの福田・小沢会談の失敗後、伊吹さんは《黒き雲切り裂くごとく雁わたる》の句に心境を託した。果たして、新しい年を迎え、「自民党没落の危機」から脱却できるのかどうか。近江商人は修羅場に立たされている。

・・・・・・
 来年の政局も混乱が予想されます。

shige_tamura at 10:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

2007年12月27日

一人当たり06年の名目GDP18位

″日本、06年の名目GDP、世界の10%割る
″一人当たり06年の名目GDP18位

12月27日の日本経済新聞、読売新聞、朝日新聞、産経新聞から抜粋しました。


 2006年の世界の名目国内総生産(GDP)に占める日本の割合が9.1%となり、24年ぶりに10%の大台を割り込んだことが判明した。ピーク時の1994年の17.9%と比べて半減。国民一人当たりの名目GDPでも18位と前年の15位から順位を下げた。一人当たりの名目GDPは1993年の2位をピークに下落基調を続けている。

 内閣府が26日発表した国民経済計算で明らかにしたことによると、06年の名目GDPは4兆3755億ドル。前年比で4%減と2年連続のマイナスとなった。
 円換算の名目GDPは前年比1.4%増えているのに、ドル換算で目減りしているのは外国為替市場で円安が進んだのが主因。06年平均の円相場は1ドル=116円と02年以来の円安基準。
 内閣府は「名目成長率の伸び悩みも要因の一つ」と説明している。06年の実質経済成長率は2.4%と比較的高い伸びだったものの、年ベースでは99年以来、名目成長率が実質成長率を下回る「名実逆転」状態を解消できず、国際比較で名目GDPが見劣りする結果を招いた。

 日本がデフレ脱却にもたつく間に、中国、ロシアなどの新興国が急成長。新興国の成長で世界経済のパイが膨らんだ結果、米国や欧州連合(EU)の割合も低下しつつあるとはいえ、日本の低下ペースの速さが目立つ。中国の一人当たり名目GDPは日本の17分の1にとどまるものの、世界全体に占める割合では、5.5%となり、日本との差を縮めつつある。中国が今後も年13%程度の成長を続けると、日本が2%程度の成長を続けたとしても、平成23年には中国に抜かれてしまうという。

 国民一人当たりの名目GDPでも日本の地位低下が鮮明だ。06年は経済協力開発機構(OECD)加盟国30カ国の中で18位と、前年の15位から一段と後退した。日本はバブル崩壊直後の1993年には2位までのぼりつめたものの、その後の名目成長率の長期低迷で、ついに「先進国クラブ」といわれるOECDの中の下位グループに転落した。

 
 参考までに、2006年の一人あたり名目国内総生産(GDP)の国際順位を整理すると、1位にルクセンブルク、2位にノルウェー、3位にアイスランド、4位にアイルランドと欧州の小国が上位を占める。さらに、7位に米国、11位に英国、17位にドイツ、そして18位にようやく日本が登場する。隣国である韓国は23位と日本との差が縮まっている。
 上位を欧州の小国が占めるのは、構造改革が実を結んでいる例が多いからだ。4位のアイルランドは積極的に外国からの直接投資を受け入れた。10位につけたフィンランドはIT関連の生産拠点として生産性を高めた。
日本が見習うべきは、かつて「英国病」といわれ、経済の停滞が著しかった英国だ。サッチャリズムで始まった規制改革、民営化、労働市場改革は労働党のブレア政権にも引き継がれ、経済の中期的な実力を示す「潜在成長率」の引き上げに結びついた。一人当たりGDPは04年に24年ぶりに日本を抜き、その後も水をあけている。
日本が構造改革にこまねいていれば、「第2の英国病」になりかねない。


shige_tamura at 15:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ニュース 

公明党の創設と政治

公明月刊『潮』(2008年1月号と2007年12月号)に「池田大作の軌跡―平和と文化の大城」「公明党の創設』の載っています。
 これを読むと創価学会と公明党、そして政治進出の関係などがよく分かります。
 ご一読をおすすめします。
 以下は、その中から抜き出してみました。      

犖明党を創立

 池田会長は恩師が構想していた「公明会」を創立した。政治勢力と対峙しながら、大衆運動をリードし、衆望の水かさは次第に高まる。ついに政党結成の機は熟した。

(略)
「公明」の名称の由来である。もともと戸田会長が折々に口にしていた言葉である。語義を諸橋轍次『大漢和辞典』に探ると「私心がなく、かくしだてしないこと。よこしまのないこと」とある。

(略)
 池田会長は大衆運動の先頭に立った。ある大会では三点にわたって釘を刺した。
(略)
’蛭兇簇震椶毛筋ほどでもあったら公政連は解散してもらいたい。
大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に入りきって、大衆の中に死んでいく政治家たれ。
J拔しない政治家に、青年は、ついていかない。
 権力は魔性である。政治は魔物である。ゆえに議員には徹底して厳しく。恩師の厳命である。

(略)
燹崑臀阿里燭瓠廚寮治がなくてはならない

 池田会長が語ったことがある。(略)
・・・「『大衆』だ。この人たちのための政治がなくてはならない。それが主権在民だ。それが立正安国だ。王仏冥合ということなんだ」


 一九六〇年代以降、未組織労働者を「巨大組織や社会集団から弾き出された層」と定義した政治学者がいた。 
 高畠通敏。フィールドワークを重んじ、低い目線で政治行動を分析した。
 「(未組織労働者層が)労働組合や革新組織の下側に固まってくる。これへの応答が創価学会の急速な拡大だった」

 保守側からの視点。
 「(学会は)労働の現場から組織がはじまるのでなく、家庭や地域から拡がっていく。それまで保守の側がこういう場所を権威主義的に支配してきたのが、それで崩れ始めた」
 保守でもない。革新でもない。「人の『いきがい』を組織化した。それが創価学会の核だった」

(略)
 恩師とともに臨んだ、学会初の地方選出陣の日。公明会発足発表の日。公明党結成を決断した日。
 五十有余年。政治家に向ける視点は、一貫して変わらない。

 大衆とともに生きていけるか。
 大衆とともに死んでいけるか。


shige_tamura at 12:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

2007年12月26日

民主党の法案成立は一本だけ

 民主党は、国会で12法案を提出したが、成立は与野党で共同修正した被災者生活再建支援法のみにとどまっている。
 いくら民主党が法案を出しても国会で成立しないのでは意味がない。
 この辺のところを今朝(12月26日)の朝日新聞が以下のように解説している。

 
 民主 「法案の嵐」作戦、成立は1本だけ  

 この国会で民主党は政権公約を法案化して野党多数の参院に次々と提出する「法案の嵐」作戦を展開した。25日までに計12法案を提出し、うち4法案をそのまま可決し衆院に送る「成果」を上げた。ただ、実際に成立にこぎ着けたのは、現時点では与野党で共同修正した被災者生活再建支援法のみにとどまっている。
 
 たとえば、年金保険料流用禁止法案。10月25日に、12法案では最初に審議入りし、11月2日に野党の賛成で参院を通過した。民主党には、衆院で否決されても「与党が無駄遣いを放置した」と訴えることができるという読みがあった。

 しかし、衆院は与党が主導権を握っている。審議入りはしたがたなざらしにされ、委員会自体、今月12日を最後に開かれていない。防衛利権疑惑や大連立騒動が起き、世間の関心もうまく引き寄せられなかった。

 同じく参院を通過した農業者戸別所得補償法案も採決のめどが立っておらず、イラク特措法廃止法案や郵政民営化見直し法案は審議入りもできていない。被災者支援法に続いて与野党協議に入った肝炎対策法案も、溝はなかなか埋まらない。

 「法案の嵐」作戦は小沢氏自らが主導。「参院選での主張を可能な限り法案化すれば、我々の主張がより明確になる」と鼻息は荒かった。

 小沢氏は11月に入って、一転して「ねじれ国会では民主党の主要政策は実現困難」と弱気もみせた。だが結局は「法案の嵐」でアピールするしかないと、民主党は今月に入り、政府の補給支援特措法案への「対案」など4法案を新たに参院に提出した。与党が会期を延長すれば野党は審議に積極的なのが通例だが、今回は逆に、与党に審議促進を求めている。


shige_tamura at 15:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!民主党 

小沢一郎の実像と虚像

小沢論壇「ものぐさ一郎瓩亮汰と虚像」(12月21日、静岡新聞)というタイトルで政治評論家の今井久夫氏が書いていました。
 参考に掲載します。


 討論回避、逃げの姿勢先行

 国会での党首討論が来年一月九日にセットされた。党首討論は定期的に行われることになっているが、その度に民主党の要請で延期されている。来年一月の分は前回から持ち越されること実に四回目だ。
 
 原因は小沢代表の都合が悪いためだ。どうも小沢氏は党首討論にあんまり乗り気でない。しかし、党首討論を導入した張本人のひとりは小沢代表だ。いざ、それが実現してみると小沢代表の出席率は低調を極めている。民主党以前の小党派の党首時代の割り当て時間はせいぜい五分前後だ。これでは討論にはならない。小沢代表は持ち時間を野党第一党の党首に譲って自らの権利放棄をキメこんだものだ。

 前回の福田首相との一問一答も、小沢代表としては上出来とはいいがたい。福田首相のクリンチ作戦に辟易気味だった。小沢代表は政治家としては訥弁の上に口下手だ。討論を苦手とする気持ちには同情するにやぶさかではない。

 しかし、討論回避や、説明不足は独断専行のそしりを招き、トップダウンの小沢手法のイメージを与えるばかりだ。小沢代表の本来の姿は実直でシャイだといわれる。これでは、虚像が実像より先行しているようなものだ。

(略)
 
 小沢代表には昔から悪い癖がある。都合が悪くなると土遁の術を使ってドロンすることだ。これは逃げの姿勢だ。最悪の場合は敵前逃亡と非難されかねない。野党第一党の党首には不似合いだ。

 野党の党首なら「ものぐさ一郎」の道楽で済む。しかしいまの小沢代表はかつての万年野党の社会党委員長と違う。福田首相に万一のことがあれば、次の政権に最も近いポジションに立っている人物だ。逃げ腰の首相では国民が心細い。


一挙手一投足に国民が注目

 小沢代表は毀誉褒貶さまざまだ。いいところもあれば悪い点もある。しかし一番の美徳はポストを求めないことだ。これには敵も味方も感心している。いま、政権奪取に目の色を変えているが、政権を取ったら案外首相の座を他に任せるかも知れない。これがものぐさ一郎の魅力のひとつだ。

 しかし、公私の別というものがある。正式の順序を踏み、それなりの手続きを経て首相に選ばれた以上、ものぐさ一郎の一存の我が儘は許されない。「形の上のトップより、裏の実力者を目指す」これは小沢代表の持論だ。しかし、すべての権力の頂点に立つ首相ともなれば表も裏もない。持てる力をフルに発揮して日本を動かすことができる。いや、世界を引っ張っていくことさえ不可能ではない。いまさら、「イヤ」とはいえないはずだ。

 ただし、小沢代表は心臓に爆弾を抱えている。それが不安といえば不安だ。しかし、だれに聞いても「心配ない」との答えが返ってくる。政治家の健康問題ほど不思議なものはない。

 小沢代表の行住坐臥は端倪(たんげい)すべからざるものがある。その思考過程も複雑多岐だ。その意味では不可解の固まりのような人物だ。だからこそ国民はその一挙手一投足に注目する。くれぐれも誤解されないよう自粛自戒を忘れるなかれだ。 (政治評論家)


shige_tamura at 12:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!小沢一郎 

2007年12月25日

国の安全と自衛隊(依田智治著、朝雲新聞社)

依 田 智 治続「依田智治の主張」国の安全と自衛隊(依田智治著、朝雲新聞社)―――重要な国家の基本と国際的視点―――
という本が依田智治元参議院議員から送られてきた。

 依田智治元参議院議員とのお付き合いは、氏が防衛庁の事務次官のときだった。その後、参議院議員になり、自民党の国防部会長も務めた。依田氏は、元参議院議員・元防衛総括政務次官・元防衛事務次官として活躍し、また、中曽根康弘総理の秘書官も務めた。
警察官僚出身である。

 今回の本は、氏がホームページにまとめていたのを本として出版したものである。 
 その点については、はじめにで、
「今から六年前の平成十三年夏の参議院選挙で議席を失った後、安全保障・防衛・危機管理問題を中心に、ホームページに、二十六回にわたり、「依田智治の主張」を掲載し、これらの主張について、できる限り、関係資料を添えて、平成十六年七月、朝雲新聞社から、牴罎国安全保障の前進に向けて「依田智治の主張」―米国同時テロ・日本自身の戦いだ―瓩鮟佝任靴拭

今般出版する本書は、その後の三年間、同ホームページに、掲載した三十六回の主張を、続「依田智治の主張」として纏めたものである。

前回発行の「依田智治の主張」では、国会における審議や世論の推移等に平行して、「主張」をホームページ掲載順に纏めたが、今回の続「依田智治の主張」では読者の理解に資するため、八つの項目に別け、各項目のはじめに、主張の経過や今後の課題等について、犲臘イ離櫂ぅ鵐鉢瓩魴悩椶気擦督困い拭

今回の参議院選挙が終了して、私が二度目に立候補した参議院選挙から六年が経過し、私は自由民主党参議院比例代表候補者名簿(ウェーティングリスト)から、完全に消えることになったが、今後は、よりフリーな立場で、引き続き、安全保障・防衛・危機管理問題、特に国の基本たる憲法改正問題等を中心に研究を継続し、ホームページ等で、主張を続けてまいりたいと考えている。」

と書かれていた。


 今、福田康夫内閣で、防衛省改革を検討している。そのなかで、シビリアン・コントロール(文民統制)についての議論が行われている。

 本には、その点、役に立つ文章があった。以下を記述する。


「六 文民統制に関する中曽根元総理の発言について

(略)去る九月八日、小泉総理も出席して挙行された防衛庁・自衛隊五十周年記念式典における来賓代表としての中曽根康弘元総理・防衛庁長官の祝辞のなかで、シビリアンコントロールに関する発言の真意が、必ずしも正確に伝えられていないと思われるので、以下に触れておきたいと思います。

 中曽根さんは、祝辞の中で、戦後の防衛庁設置法等制定当時の体験を踏まえつつ、「文民統制というのは、文官が制服を統制することではない、国家や政治家が自衛隊を統制することだ」(要旨)と述べられた点を取り上げ、現在の参事官制度を見直し、文民統制は「政治家主導」で行うべきことを強調する論調を掲載した一部報道がありました。
 勿論、近代議会制民主主義国家では文民統制は、最終的には、国会の、政治家の主導で行うべきは当然ですが、そのためにも、防衛参事官等による、その間にあっての、国会や政治家等に対する具体的判断に資する情報の積極的提供等様々な形での精力的活動が必要であることは、論を俟ちません。

 ただ、その後、中曽根さんにお会いし、直接伺いましたが、中曽根さんも、参事官制度の重要性は認めており、ただ、文官と制服相互の、より一層の理解の増進が不可欠なので、例えば、内局幹部でも、事務次官や防衛局長など基幹になるポストを除き、制服幹部も内局の幹部に任命されてもいいのではないか、逆に、基幹ポスト以外の幕僚監部のポストにも、内局の文官が任命されることがあっても良いのではないか、そうすれば、より一層、相互の理解が深まり、真の意味での、シビリアンコントロールの実があがるのではないか(要旨)といっておられました。

 どの程度まで人事交流を深めることが妥当かつ可能かについては、意見が分かれると思いますが、私は、内幕の人事交流を深めるべきだという中曽根さんの考えには同感であり、是非、この点、具体的検討を進めていく際の参考にしていただきたいと考えています。

 七 むすび
ー民主主義国家における安全保障・防衛体制確立のために―
 国家、国民を守り、国の独立を確保していくという崇高な防衛任務を遂行していくためには、防衛庁・自衛隊の内幕一体となった不断の努力が必要であることは勿論ですが、更に、国の防衛に対する国民の理解と協力が不可欠です。
 
 従って、重ねて強調しますが、国民、ひいては、その代表たる国会や政治家の、防衛に対する真の理解を得ることが極めて重要であり、シビリアンコントロール、軍事に対する政治の優先の問題も、特に我が国の場合、この点に帰するのではないかと考えます。
 
 参事官制度の見直し等も、真に、民主主義国家における安全保障・防衛体制確立のために、是非こういう視点に立って、慎重に検討を進めて欲しいと考えています。

 そのためには、
○防衛参事官制度の維持
○内幕人事交流の一層の推進
○各級レベルの内幕連絡調整会議の制度化
○有事ないし緊急時の、内幕一体の長官補佐体制の確立
等々、十分検討して欲しいと考えています。」

というように「国の安全と自衛隊」を考える上で大いに役立つものである。

shige_tamura at 15:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

2007年12月22日

大連立構想は民主党小沢代表からの話だった

 「大連立構想は、民主党小沢代表からの働きかけだった」ということが、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長・主筆から語られました。
 小沢代表はウソを言ってたのでしょうか?
 今後、この問題は大きくなりそうです。


 以下は、今朝の読売新聞(12月22日)の記事です。


渡辺・読売新聞主筆語る
「大連立構想、小沢氏の危機感から」


 読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長・主筆は、22日に放送される日本テレビ番組「なかそね荘」の中で、自民、民主両党による大連立構想が浮上した経緯に関する見解を明らかにした。
 発言要旨は次の通り。
 
テリー伊藤氏(司会) 連立への思いを渡辺さんが福田さん(首相)に電話したのか。
 
渡辺主筆) いや、小沢さん(民主党代表)の方からのアプローチだ。
 
テリー) 小沢さんから電話があったのか。

渡辺) まぁ、そういうことですね。(電話が)あったし、直接会いもした。(小沢さんは)福田さんが持ちかけて、渡辺が仲介した。おれは受け身だった」ということを貫いているが、それは逆だ。なぜ(経緯を)書かないのかと、朝日新聞をはじめ盛んに僕を攻撃しているが、ニュースソース(取材源)に対する信頼を失ったら、将来、そのソースは切れる。まだ政治は動いている。今、全部暴露しろと言っても無理だ。僕は新聞記者の倫理を守るために、言っちゃいけないことは言わない。僕自身の倫理観と道徳観がある。
 小沢さんが言っている「福田さんが持ちかけてナベツネが仲介して」というのは事実に反する。むしろ、小沢さんの方が危機感を持って、「次の衆院選は厳しい。次の選挙でも民主党は衆院で少数党で、参院は多数党だ。このねじれがずるずる行ったら、国はおかしくなる」と認識しているから、そういう認識に基づいて行動を起こそうとした。
 ところがあのひとは、秘密主義というか、自分の党の幹部にも一切言わなかった。抑えられると思っていた。ところが、造反されて党首辞任騒ぎまでいった。福田さんは何度も小沢さんに、「民主党は大丈夫か」と聞いている。小沢さんは「大丈夫だ」と断言した。
 福田さんは僕にも聞いてきた。僕が小沢さんに聞いてみると、「大丈夫だ」と言うから、本当に大丈夫かなと思っていたら、1時間か2時間たったらパーだ。小沢さんは裸の王様になっていた。自分が言えば、幹部会はただちに賛成と言うと思い込んでいた。これが、今度の大連立話を破壊した最大の原因だ。
 
テリー) 連立の条件は。

渡辺)政策協議機関を作り、テロ対策特別措置法、消費税、社会保障、年金の問題などを片づけていこう。これが、国民のために幸せだと、両方とも善意で会ったことは間違いない。いずれは(経緯を)全部書く。
 
テリー)連立の中での小沢さんのポジションは。
 
渡辺) 小沢さんは無任所の副総理。これは決まったことだ。閣僚の数を(自民党)10対(民主党)6対(公明党)1で、6の中には国土交通相、厚生労働相、農相は入れてくれということで話はついていた。
 
テリー) 衆院解散は。
 
渡辺) 解散したら、ねじれは決定的になる。そうなったら完全に国会はまひする。その時点で連立をまじめに考えなければならないし、考えるようになるだろう。


shige_tamura at 11:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!小沢一郎 
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