2007年08月

2007年08月29日

民主党・横峯良郎参議院議員が「新潮社と元愛人に5500万円求め提訴」

週刊新潮「さくらパパ逆ギレ会見!新潮社と元愛人に5500万円求め提訴」というニュースが、今朝のテレビで放送されました。
 民主党のブームラン法則が今回も働くか?
 結局は、提訴した横峯良郎参議院議員のほうが大きなダメージを受けることになるかもしれません。
 民主党は、どうして問題になりそうな人物を擁立するのでしょうか?
 以下、スポーツ新聞を掲載します。


●サンスポ(電子版) 8月29日
「さくらパパ逆ギレ会見!新潮社と元愛人に5500万円求め提訴」

 不倫と賭けゴルフ疑惑を「週刊新潮」に報じられた民主党の参院議員、横峯良郎氏(47)が28日、報道後初めて都内で会見を開き、記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社と元愛人とされる女性を相手取り、5500万円の損害賠償や謝罪記事掲載を求める訴えを起こしたことを明かした。
会見の最後には怒りをあらわにし、記事を受けて報じたメディアを「事実確認もしないで報じるとは」と批判した。

 さくらパパがブチ切れた。会見冒頭で「週刊新潮による記事でお騒がせし、大変申し訳ない。民主党と私個人に投票していただいた皆さんには本当に迷惑をかけました。心から重ねておわび申し上げます」と陳謝。頭を下げたのはこの場面のみで、会見の最後には烈火のごとく怒りまくった。
 会見は都内のホテルで行われ、報道陣約150人、テレビカメラ約20台が集結。横峯氏は会見で元愛人の女性と昨秋の約2カ月交際していたことを認めたが、暴力行為などを否定。報じられた「1打1万円」の高額な賭けゴルフとその常習性については「していない。10年以上前に鹿児島で5000円の賭けゴルフをした」と説明。参院選に立候補表明後の今年7月、女性から慰謝料約500万円を要求されていたことを明かした。
 また妻や娘には「恐喝されている」と報告したといい、三女のプロゴルファーのさくら選手(21)からは「(裁判は)とことんやれ」と言われたという。「お金の問題ではなく名誉の問題」と断言し、全面勝訴した場合の5500万円は全額寄付するとした。
 会見には弁護士の谷澤忠彦氏(66)が同席し、この日午前に東京地裁に訴えを起こしたことを報告。谷澤氏は「女性が横峯氏を恐喝し、それに週刊新潮の記者が加担した。裁判ではこの点を争う」と話した。
 会見は約1時間行われ、横峯氏は最後の約20分間で行われた質疑応答でエキサイト。週刊新潮の記事を受けて報じたワイドショーのリポーターがこぞって質問すると、「なぜ確認をとっていないのに報じるのか」と何度も息巻き、弁護士から「怒るな」「もういいから」と制止された。
 それでも怒りが収まらず「なんで私が恐喝されているのにこういう目に遭うんですか」と憤慨。やつれた表情だったが、記者をにらみつけるような場面もあった。

★横峯氏に聞く
 ――日本テレビです
 「おたくですね、(校長を務めるさくらゴルフアカデミーの)子供に電話して(横峯氏の態度をどう思うかと)聞いたのは」
 ――ハレンチな飲み方をしたのか
 「全然ないとさっきからいっているじゃないですか。証人もいますよ。なぜ何の確認もしないでそういうことをいうのか。気の弱い人間だったら、自殺してますよ」
 ――男女の関係は投票した有権者は知らなかったことになるが
 「選挙のときもいいました。今まではいろいろやったけど、政治家になったら死ぬ気でやると。選挙に出たから恐喝されているんです。なんで恐喝されているのにこういう目に遭うんですか」
◆漫画家、やくみつる氏
 「横峯氏は(賭けゴルフなどについて)認めていたので(提訴は)逆ギレにもみえます。裁判になれば事実関係を明らかにしなくてはならず、痛い腹をさらに探られることにもなりかねず、自爆に近い印象を受けますね」

◆週刊新潮編集部
 「訴状が届いていないため、どの部分が問題にされているのか判明しておりません。しかし記事通り、横峯議員は本誌の取材に対し、愛人問題や賭けゴルフなどを大筋で認め、反省の弁を述べておりました」

■週刊新潮の報道
 8月30日号で「『議員失格!』元愛人が剥がした『さくらパパ』の仮面」と題して元愛人のインタビュー記事を掲載。元愛人は、昨年8月に知り合い女性宅で半同棲状態になったこと、横峯氏が「1打1万円」の高額な賭けゴルフに興じていたこと、強い酒で酔わされ下着姿を撮影されたことなどを告白している。横峯氏は同誌に対し「1度ならずエッチした事も事実」などと事実関係を一部認めたとしている。横峯氏は賭けゴルフ疑惑の一部を認めたため、24日に民主党の鳩山由紀夫幹事長から厳重注意を受けている。


●スポーツ報知(電子版) 8月29日

さくらパパ激怒!新潮社訴えた…元愛人に「恐喝されていた」


 7月の参院選比例代表で初当選した民主党の横峯良郎参院議員(47)が28日、「週刊新潮」に元愛人女性への暴力や賭けゴルフ疑惑が報じられた問題で、女性と発行元の新潮社などに慰謝料5500万円と謝罪広告の掲載を求める訴えを東京地裁に起こした。良郎氏はこの日の会見で、参院選期間中に女性から慰謝料500万円を要求されていたことを明かし、疑惑を“後追い”報道したマスコミに対して「何で確認していないことを報道するのか」と声を荒らげて不満をぶつけた。
 「なんで私が恐喝されているのにこういう目に遭うんですか。ひとつも調べないで報道するな、ということですよ」
 紅潮した良郎氏の顔は、報道陣に対する怒りに満ちていた。22日に「週刊新潮」に記事が掲載されて以降、多くのメディアがこの疑惑を追随して報じた。良郎氏はその間、マスコミとの接触を避け、公の場に姿を見せなかったが「ワイドショーも全部見ていた。その場(スタジオ)に行って釈明しようと思っていた」という。
 質疑応答では、質問者に対し「おたくですね。(さくらゴルフアカデミーの)子供に電話したのは」などと食ってかかり「ありもしないことを報道されて、気の弱い人なら自殺してますよ」と不満を爆発させた。
 「週刊新潮」(8月30日号)は、良郎氏による女性への暴力や、数十万円単位の賭けゴルフを常習的にしていたとする記事を掲載した。
 良郎氏は記事について、女性と約2か月間交際していたことや「10年ほど前に鹿児島の友人と遊びで5000円ほどを賭けたことはある」ことは認めたが、女性への暴力や高額の賭けゴルフは全面的に否定した。
 また、参院選期間中の今年7月、女性から「慰謝料と称して金銭(500万円)を要求された」ことを明かした。良郎氏と女性は昨年11月に交際を終了していたという。
 良郎氏はこの日、「記事で名誉を傷つけられた」として、女性や「週刊新潮」記者らを相手取り、慰謝料など計5500万円と謝罪広告の掲載を求める訴えを起こし。「(勝訴した場合)得た金はすべて寄付する」としている。プロゴルファーの三女・さくら選手(21)からは、裁判について「とことんやれ」と“激励”されたという。
 会見に同席した谷澤忠彦弁護士(66)は、賭けゴルフなどについて「この数年間に横峯氏とゴルフをした関係者と連絡を取り、賭けゴルフはしていないという報告書ももらった。証拠は全部そろっている」と主張。また「『週刊新潮』側は、女性が良郎氏へ恐喝行為を行っていたことを知っていた」と指摘し「週刊誌記者も恐喝行為に加担しており、共同不法行為。これほどはっきり週刊誌側を断罪する裁判は前代未聞だ」と強調した。
 会見の直前には、会見への出席をめぐり「週刊新潮」の記者と谷澤弁護士が口論する場面もあった。

 「週刊新潮」編集部「横峯議員の提訴については、まだ訴状が届いていませんが、本紙記事に掲載したとおり、横峯議員は本誌の取材に対し、愛人問題や賭けゴルフの件などを大筋で認め、反省の弁を述べておりました。にもかかわらず、なぜ前言を翻し、突然の提訴に到ったのか、理解に苦しみます。
また、横峯議員の賭けゴルフ問題については、今週発売される『週刊新潮』において、再び記事を掲載します。横峯議員は先週末、賭けゴルフをした相手を呼び出し、口止めを依頼するという卑劣な工作を行っていました。つまり現職の国会議員が、犯罪行為の証拠隠滅を図った上で、メディアを相手に訴訟を起こしたわけであり、その非常識で悪質極まりない行動は、完全に議員失格であると考えています」

 ◆週刊新潮の報道 22日発売の「週刊新潮8月30日号」が「『議員失格!』元愛人が剥(は)がした『さくらパパ』の仮面」と題し、良郎氏の不倫と賭けゴルフを報じた。記事には六本木の元ホステスで、良郎氏の“東京妻”だったという40代の女性が登場。「国会議員になったら俺の秘書になれよ」と言われたことや、「台所の包丁を壁に突き立てられました」などと証言し、さらに「賭けゴルフの常習者」であるとも証言している。
(2007年8月29日06時03分 スポーツ報知)



問題になった
「週刊新潮」(8.30号)の関連記事(一部)を載せます。


 結局、さくらパパは、横峯さくらだけの“パパ”ではなかったというわけだ。家族愛のイメージを前面に押し出し、国会議員になった彼には、昨年、半ば同棲状態の“東京妻”がいた。彼女が語ったのは、「賭けゴルフの常習者」で、人一倍、金に執着し、激昂すると、包丁を壁に突き立てる凶暴な一面だった。テレビには映らないさくらパパの仄暗い素顔。

(略)

当選させた責任

 では、そろそろさくらパパの言い分も聞いておこう。
 
 横峯さくらが今季2勝目を挙げた記念すべき8月19日の夜、ご本人に直接、話を伺うと、
「去年の秋、彼女に恋愛感情があり、1度ならずエッチした事も事実です。全て、僕の不徳の致すところで、心から反省しています。ただ、付き合っていたのは、9月から11月までの正味1カ月だけですし、子どもを産んでくれと頼んだことは絶対にありません」
 愛人の存在を呻くように認めたものの、交際はごく短期間という言い訳だ。
 しかし、2人のどちらが正しいのかは、右上のメールを見れば一目瞭然。12月20日の日付で、「家族が一緒だったから どうしても今夜は会えないので」と、さくらパパの嘘は明らかだ。横峯議員が続ける。

「賭けゴルフは確かにやっていました。悪いことだとはわかって、やっていましたが、議員になってからはやっていませんし、もう、2度とやりません。けれど、額はそんなに大きくはないです。それから、女子プロレスラーたちを泥酔させて、写真を撮ったのは、僕じゃなくて知人です。みんな楽しんでいたと思います。でも、教育論を語る人間の飲み方かと批判されれば、弁解できません。もう、今後はこういう飲み方はやめます。包丁の件は、壁に突き立てたのではなくて、ちょっと壁を削っただけ。理由は特にありません。手持ち無沙汰だったから・・・・・・。彼女のことは妻に話し、申し訳ないと謝りました。まだ、さくらには話していません」

 自己中心的に聞こえる弁明に対し、娘を心配する北川さんの母が嘆息する。
「7月頃でしたか、横峯さんの携帯電話にお電話しました。ご本人がひょいと出られてね。“あなたの独占欲で娘の仕事をセーブさせて、その分の面倒も見て下さらないんですか。一生、面倒を見るといったあの挨拶は、一体、何だったんですか”とお聞きしました。彼は“同じ鹿児島県人ですがねー”って、鹿児島弁で言って、ごまかそうとしました。娘にはもう、“高い授業料と思って、諦めなさい”と発奮させることしか出来ませんが・・・・・・」
 同情すべき点が多々あるとはいえ、大人の恋愛沙汰だった以上、生じた不幸の責任は北川さん自身が引き受ける他、道はない。
 ならば、国会にかくも不適格な人物を送り込んだ責任者である民主党は、どうケジメをつけるのか。
 参議院第一党、民主党の対応が注目されるのである。


shige_tamura at 15:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!民主党 

2007年08月28日

町村外務大臣のテロ特措法への対応

 町村外務大臣は、大臣就任の記者会見(8月27日、月曜日、22時20分〜 於:本省会見室)で、テロ特措法についての記者からの質問に次のように答えました。
 テロ特措法を考えるうえで参考になります。


(問)テロ特措法の問題で伺いたいのですが、先程の官邸での会見では、小沢氏の湾岸戦争の時の発言ないし国際平和協力活動に対して、いわゆる正攻法で問い質していくというお考えを述べられましたけれども、一方で野党の理解を得なければ、テロ特措法はなかなか成立しない。そういう中で柔軟に対処するというのも、お考えとしてあると思いますが、今後、野党へのスタンスはどのような考えで臨まれるのでしょうか。


(外務大臣)
 テロとの闘いは現在進行形で進んでいる訳です。
 このテロ特措法に基づく行動だけが唯一絶対のテロとの闘いの手段であるとは私も思いません。しかし、日本が今、具体的に国際的に行動をもって示している一番分かりやすい、かつ国際的にも評価され、効果のある活動としては、今これが日本にとっては、言うならば最大の方法な訳ですから、これは是非引き続き継続する必要があると思っております。
 
 そのような前提に立って、野党の皆さん方と議論をし、建設的な答えを出す努力をしていくというのが基本的なスタンスであろうと思っております。
 「柔軟」の意味が必ずしもはっきり致しませんが、もしそれが法案修正という意味ならば、今、私共はそこまで議論が進んでいる訳ではございません。
 
 これから、新しい内閣がまた発足した訳ですから、この内閣の下で様々な議論を積み重ねていく中から、何か建設的な解答、合意が得られることがあるならば、それはそれで大切にしなければいけないと考えております。


「故 宮澤喜一」内閣・自由民主党合同葬儀

宮澤 喜一葬儀宮澤 喜一葬儀2











「故 宮澤喜一」内閣・自由民主党合同葬儀のお手伝いをしてきました。
宮澤元総理とは、自民党の新憲法草案作成の時に、大変ご指導をいただきました。
そのエピソードーは、『新憲法はこうなる』(講談社)に詳しく書いてあります。
 偉大な政治家・宮澤喜一元総理のご冥福を心からお祈り申し上げます。

講演「政治と安保政策」(その4)

ランチバック1 その頃、小沢調査会で憲法の問題にも火をつけたんですよ。
 栗原祐幸会長が憲法調査会を再活性化しました。それにも僕は事務局のメンバーになりました。93年6月には「中間報告」をまとめました。これが、自民党の憲法改正のある意味ではロードマップなんです。
 もし興味がある方は、小沢調査会の憲法との関わり、あるいは憲法調査会の中間報告のことを、『憲法と安全保障』(南窓社)という本の中に全部書いておきましたから、それを読んでいただければと思います。
 それから、宮澤内閣が追い込まれて解散をしました。その時に小沢さんが新生党を作って自民党を出ました。新党さきがけを作って、武村正義さん、鳩山由紀夫さんが出られました。
 この自民党を割って出るということが可能になったのも55年体制が終わってからなんです。
 冷戦がなくなったからなんです。
 
 何が何でも自由主義社会を守ろうとスローガンがいらなくなったからなんです。だから自民党から出るということが可能になったんです。それまでは自民党を割るということはできませんでした。

 だから、政治の動きと安全保障、冷戦の動きというものが非常に重要であるということをおさえておく必要があります。


2007年08月27日

安倍改造内閣の顔ぶれ

今日夜に正式発足する安倍改造内閣の顔ぶれが決まった。

 防衛次官人事を巡る混乱で注目された防衛相には高村正彦・元外相を充てた。
官房長官は、塩崎恭久氏から与謝野馨・前経済財政相に交代した。年金問題を担当する厚生労働相には舛添要一・自民党参院政審会長が就いた。
 民間からは、増田寛也・前岩手県知事を総務相に起用。また、大田弘子経済財政相は留任した。また高村防衛相のほか、町村信孝外相、伊吹文明文部科学相の派閥領袖が入閣。
 改造前に3人いた女性閣僚は大田経財相、上川陽子少子化相の2人になった。
(読売新聞ニュースより)


 今回、僕と一緒に仕事をした関係者が多くいます。
 町村信孝外相、額賀道嶇査睫柿蝓∩づ才廾貘膺辰覆鼻∪策通で安心できる人物が大勢大臣となり、今後が期待出来きます。

shige_tamura at 17:21|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!安倍晋三 

マイケル・グリーン前米国家安全保障会議上級アジア部長らの小沢代表批判

グリーン
 マイケル・グリーン前米国家安全保障会議上級アジア部長らが、民主党の小沢代表のテロ特措法への対応を批判しています。
 これは、非常に重要だと思い掲載しました。


以下、朝日新聞(8月27日)の記事「私の視点」です。


カート・キャンベル元米国防次官補代理
マイケル・グリーン前米国家安全保障会議上級アジア部長

◆テロ特措法 日本は長期的影響を考えよ

 民主党の小沢一郎代表は、テロ対策特別措置法の延長を阻止し、現政権を窮地に陥れようと決意したようだ。約20年前、官房副長官として日米同盟を守ろうと努力したことを記憶している米国人は失望している。小沢氏は、延長阻止が日米関係を損なっても、米国で民主党政権が誕生し、日本でもそうなれば忘れられてしまうと考えていると聞く。私たちはそれは誤りだと考える。(略)
 民主党関係者は、海上自衛隊の艦船をインド洋から撤退させても、傷つくのはブッシュ・安倍関係だけだと考えているようだ。両指導者とも国内で批判にさらされており、特に米国内の世論はイラク戦争で二分されている。
 しかし小沢氏が葬り去ろうとしている法律は、アフガニスタンでのテロとの戦いに日本が艦船を派遣する根拠となっているもので、イラクとは関係がない。アフガンでの戦いについては、米国内では党派を超えた幅広い支持がある。タリバーンやアルカイダに対峙(たいじ)する有志連合から日本が抜けたら、米の次期政権が日本の同盟国としての信頼性に疑問を抱くことは避けられない。それは共和党でも民主党でも変わらない。

 日本の国益に対する損害も、日米関係にとどまらない。パキスタンのムシャラフ大統領とアフガンのカルザイ大統領はともに、海自の貢献を高く評価している。インド政府も日本との戦略的関係の強化に熱心でインド洋における海自の活動を歓迎している。
 ペルシャ湾岸諸国の間では、イラクの将来が不透明であるうえ、中国が石油資源の豊富なこの地域に対するアクセスと影響力を強めようとしているなか、日本の陸海空自衛隊の派遣は高く評価されている。各国はさらに、地域安定化のため日本が軍事・外交プレゼンスを強化するよう求めている。
 日本との関係の基礎は外交と経済だ。しかし、日本が軍事的貢献もする容易があるということは、南アジア、南西アジア地域を通じて、日本が戦略的役割を果たすことにいかに真剣かを示す指標となっている。
 日本が撤退したら、有志連合の他の国々に対する影響も出る。(略)
 
 小沢氏がテロ特措法の延長阻止に成功し、民主党が近い将来政権の座についたとして、その首相はカナダや豪州の首相に何と語るのか。テロとの戦いで強く連帯していると言えるだろうか。日本は国際社会でより大きな役割を果たす準備ができていると主張できるのだろうか。また、日本の国連大使は、テロ特措法が期限切れとなり海自が撤退した後に、日本は安保理の常任理事国として責任を果たす準備ができていると説明できるのだろうか。
 北朝鮮が民主党のそうした決定をどう見るかは想像するに難くない。同盟の力は、地域だけではなく世界規模でも測られるものだからだ。日本がインド洋から撤退し、日米同盟が力を失って漂流状態に陥れば喜ぶだろう。そうなってしまったあと、拉致問題の解決に向けて北朝鮮と交渉する外交官はあわれだ。
 世界各国はそれでも、日本の決断を尊重し、日本との関係は引き続き大事にすると表明するだろう。しかし、各国はひそかに、日本が世界で果たす役割について、それぞれの考えを見直すことになる。
 
(略)湾岸戦争の後(略)イラクがクウェートに侵攻した際、日本が指導的役割を果たすことに期待が高まったが海部内閣はそれに応えることができなかった。当時、小沢氏は自民党内で誰よりも熱心に、日本の外交的立場が崩壊することを防ごうと努力した。後に「普通の国」というビジョンを掲げ、国際社会で相応の役割を果たす考えも示した。
 しかし、世界が再び日本を真剣に相手にするようになるまでには10年という長い時間がかかった。これは思い起こす意味のある経験だ。たとえ連合諸国が海自の撤退で空く穴を埋めることができて野党が政権与党と取って代わることができたとしても、国家の傷ついた評価を回復するためには何年もの時間がかかるからだ。


 英文は29日付ヘラルド朝日に掲載します。



自民党3役が決定

 今日、安倍晋三首相は午前、自民党3役人事で、幹事長に麻生太郎外相(66)、総務会長に二階俊博国対委員長(68)、政調会長に石原伸晃幹事長代理(50)を指名しました。
 早速、前職となった中川昭一氏と石原伸晃新政調会長から我々政調職員は挨拶を受けました。
 お二人とも自民党のエースです。
 僕は、石原伸晃会長とは幹事長代理に交流があり、とても政策についてセンスの良い人物だとおもいました。
 今後が楽しみです。 
 
 なお、安倍改造内閣が同日夜、発足する予定です。
 誰が、入閣するのか、僕と一緒に仕事をした人が多ければ良いなと思います。
 結果はまもなく決まります。

shige_tamura at 11:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

2007年08月24日

講演「政治と安保政策」(その3)

ランチバック1 その頃、今の民主党代表の小沢一郎さんが自民党の幹事長を辞めて、小沢調査会(「国際社会における日本の役割に関する特別調査会」)というものをつくりました。91年6月でした。その事務局に、安全保障関連でしたから僕も加わることになって、途中から僕が担当責任者になりました。

 現在の小沢さんの安全保障政策の原点は全部これで、これからほとんど変わっていません。国連の集団安全保障と言う考え方は変わっていません。
 この提言をつくったら、社会党書記局の方が僕に会いたいって来るんですよ。会ったら、社会党の書記局の方が、「田村さん、自民党が作った調査会の提言は社会党が考えていることと同じですよ、似ている」って言うんですよ。
 何が似ているかと言うと、社会党は日米安保条約廃止なんですよ。日米安保条約を廃止して、どうするのかと考えたら、国連の安全保障になるんです。
 小沢調査会の提言は、日米安保体制は堅持してやると、しかし国連の安全保障も重視するということです。だから、小沢さんと社会党出身の横路さんが合意できるというのは、国連の安全保障のところで合意できるんです。では日米安保体制はどうなのというと、そこは合わないんです。そういうところがあるということです。

 ところで、僕は今、慶應義塾大学の大学院で先生をやっていまして、休みの土曜日を利用して教えています。おかげさまで9年目になります。そこそこ人気があるんだろうなということです。本も15冊以上出しました。
 このきっかけは人との出会いですよ。慶應義塾大学の小林節先生との出会いです。
小沢調査会をやったときに、憲法学者の話を聞こうということになりました。僕は憲法の話はほとんど知りませんから、当時の防衛庁の政府院室の増田和夫君に話を聞いたら、小林先生という人がいるからどうですかという話になりました。そこで、小林節先生に小沢調査会に来てもらって、憲法と安全保障の話をしてもらいました。
 えらい話がうまいんですよ、わかりやすくて。一緒に聞いていた町村信孝さんも、「非常によくわかった」と評価していました。
 そこで小林先生に、「先生どんな著作あるんですか?」と聞いたら、硬い本ばかりでした。「じゃあ、僕が本の出版を手伝いましょうか」という話になって出版を手伝いました。
 何でそんなことが言えるかというと、「魚を食べれば頭が良くなる」と言うブームがありましたが、その発端は本なんですよ。『魚を食べれば頭が良くなる』と言う本を出して、それがベストセラーになりました。それから色々とあるんですよ。出版社をよく知っています。 
 それで出版社に話をしまして、小林先生の『憲法守って国亡ぶ』と言う本を出しました。

 僕の方は、党の提言や文書を書いても一切自分の名前は出ません。そこで、小林先生から、「田村さん、あんたもいい年だから、自分の名前で、もう少し自分の本を出すとかやったらいいんじゃないの。大学に講座あるから1回来たらいいんじゃないの」とか言われました。
 先生の指導により、原稿は、たとえば憲法記念日の各新聞すべてを分析して、『国会月報』(現在は廃刊)と言う雑誌に出したらいいと。それで、自分の名前で論文を出すようになりました。
 そのような発端があって、その後、本も出せるようになりました。
 今一番新しいのは、『防衛省誕生』(内外出版)という本です。皆さん持ってますよね。持ってなければまずいよ。必ず買ってくださいね、自分のデスクにおいてもらわないと。省になったのだから。
 ということで、人との出会いと言うことが大事なんです。そういうことが無いと、本も出せない。大学の先生にもなれない。「朝まで生テレビ」にも出れない。という話なんです。


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