2007年06月

2007年06月15日

「日本人と編⊃声」(その2)

靖国1
第二七回日本論語研究会
日時 平成十九年五月一二日(土)一六時三〇分〜一八時
場所 慶應義塾大学第一校舎一階一〇二教室
講師 坂明夫(編⊃声卩宜・遊就館部長)
演題 「日本人と編⊃声」


(一)編⊃声劼箸

 編⊃声劼了実に関することをお話致します。
 まず創建でございます。編⊃声劼呂い弔任たのかということですが、これは明治二年六月二九日です。当時は招魂社と申しておりました。この明治二年と聞かれて、お分かりになった方もおられるでしょうが、同じ年の明治二年五月一八日に函館五稜郭が開城しました。即ち明治二年は戊辰戦争終結の時です。その戊辰戦争終結直後に招魂社ができたわけです。

 幕府政治体制から日本本来の姿、天皇を中心として国中が一つにまとまり、近代国家体制をつくり上げようとする過渡期に明治天皇の思召しによりご創建されたお社でございます。
 
 明治十二年には「別格官幣社」として「編⊃声辧廚鵬称されました。「別格官幣社」というのは神社の「格」の一つです。神社で一番、格が高いのは、天照大御神様を祭る伊勢の神宮でございます。次に「官幣大社」というのがありまして、これは京都だと、上賀茂神社、下賀茂神社。東京だと明治神宮がそうです。そして、「官幣中社」、「官幣小社」とありまして、その下に位置するのが「別格官幣社」です。「別格官幣社」は他に、楠木正成公をお祀りする兵庫県の湊川神社などがあります。

 明治十年九月二四日、西南戦争が終結して、より一層、近代国家への歩みを始めた。その段階の一つとして編⊃声劼伐称されたわけです。

 次に「編」の意味ですが、これは中国の古典「春秋左史伝」の中にある言葉です。「」というのは、「安らか」、「心静か」という意味です。安心の「安」に近い言葉です。つまり、「浦安の国、国を平安にする」という願いが「編◆廚帽められております。

 次に、編⊃声劼了般拭編⊃声劼梁減澎婬舛任垢、編⊃声匱匏、いわゆる編⊃声劼侶法には、こう書かれております。

 本神社は明治天皇の思召に基き、嘉永六年以降國事に殉ぜられたる人人を奉斎し、永くその祭祀を斎行して、その「みたま」を奉慰し、その御名を万代に顕彰するため、明治二年六月二九日創立せられた神社である。
 いやしくも本神社に職を奉ずる者は、その任の軽重、職域の如何を問はず、深く本神社を信奉し、祭神の御神徳を体し、清明を以てその任に当り、祭祀を厳修し、祭神の遺族崇敬者を教導し、御社運の隆昌を計り、以て万世にゆるぎなき太平の基を開き、本神社御創立のよって立つ安國の理想の実現に一意邁進しなければならない。

 国のために殉ぜられた、尊い命を捧げられた方々を、いついつまでも慰霊、顕彰し、この国を安らかならしめる。それが編⊃声劼了般拭存在意義でございます。

 続いて編⊃声劼慮羣弯澄△匹里茲Δ癖が御祭神かということについてお話します。まず、御祭神数についてです。編⊃声劼砲脇鷸溶史六〇〇〇余柱の神霊が祀られておりますが、御祭神は一つの神様になられております。分かり難いかと思いますが、蝋燭の炎を思い浮かべて下さい。二四六万の蝋燭の炎が一つの大きな炎になったとお考えください。

 ですから、ひとたび合祀した以上、ある方の神霊だけを取り除くというのは神道の信仰上できないわけです。

 次に、どんな方々が祭られているかということですが、明治二年に創建された際は、戊辰戦争の官軍戦歿者三千五百余柱が祀られました。官軍を祀っており、幕府軍側戦歿者は祀られておりません。同じ日本人なのだから、戦いが終わった以上、幕府軍側も祀るべきだとおっしゃる方もいます。会津の白虎隊といった、人として模範となる方もたくさんいらっしゃいます。

 しかし、幕府軍は賊軍、朝敵と申して編⊃声劼砲蝋艫されませんでした。
 編⊃声劼砲亘詆楫魁賊軍は祭られておりませんが、幕末、明治維新の戦いが終わった以上、同じ日本人、明治天皇の下に、全国民一致して国づくりに励んでおります。幕府軍側にあった方も、政府や軍の要職に就いておられます。秩父宮妃殿下は会津松平家のご出身でございますし、高松宮妃殿下は徳川家、三笠宮妃殿下は譜代大名の高木家のご出身です。
 さらに、幕府軍側を祀っていない編⊃声劼梁莽斬綉椹覆肋省娠碧А越前の松平春嶽公の孫に当たります。松平という名前からお分かり頂けるように徳川側です。そして現在の第九代の南部利昭宮司は、岩手の南部藩という朝敵の藩の殿様の子孫です。そういう方を宮司に頂いておるわけでございます。戦いが終わった後は、天皇陛下のもと国民一体となっているのですが、朝廷に弓を引いた事実は消せませんので、幕府軍側の方は祀られておらないのです。

 ついでに申せば、明治十年の西南戦争で敗れた西郷隆盛翁。維新に於ては大変な功績を残されましたが、最後は朝廷に弓を引いた朝敵ということで祀られておりません。
 戊辰戦争での官軍側戦死者を祀った後、少し遡りまして、嘉永六年以降の国事に殉じた維新殉難者、例えば吉田松陰命、橋本左内命、坂本龍馬命といった維新の志士たちも祀られるようになります。
 嘉永六年というのはペリー浦賀来航の年です。ペリー来航は国難の始まりと同時に日本が近代国家へと歩み出す大きな契機となりました。それ以降に国事に殉ぜられた方々も祀られるようになります。

 さらに当然のことながら、日清、日露、満州事変、大東亜戦争と、対外戦争で生命を捧げた方々を祀るようになります。
 
 戦争に基因しますので、編⊃声劼麻られるのは軍人が圧倒的に多いわけです。しかしながら、軍人以外の方も祀られています。軍に属して軍務に就いていた軍人でない方も祀られております。
 女性の神霊は五万七〇〇〇余柱です。従軍看護婦さん、陸軍、海軍で事務をされていた女性、沖縄のひめゆり部隊始め女学生の方々、そして各地の軍需工場に動員されて爆撃に遭って亡くなった女性の方々等が祀られております。

 また、いわゆる戦犯の方、また阿南(惟幾)陸軍大臣のように責任自決した方々も祀られております。


『最強情報戦略国家』(落合信彦著、小学館)

落合最強情報戦略国家』(落合信彦著、小学館)が出版された。

インテリジェンス(諜報)とは、一言で言えば
「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」

彼を知る=自分以外の敵も味方も含めてのこと

己を知る=自分の頭脳、勇気、対人力、集中力、判断力、反応力、戦略的および戦術的能力、自分の能力の限界などを真に把握しているか


「今日本版NSCの設立が議論されているが諜報機関なくして一体何をするのか。
アメリカは1947年にNSCを作った。だが、同時にNSCには諜報機関が必要であることを知ってCIAを作った。さらにアメリカはスパイ防止法を第一次世界大戦中の1917年に作っている。」

「2000年12月アメリカCIAが2015年までに日本は先進国グループから脱落するであろうと分析したレポートを作り上げた。」

日本は、そうならないためにも
「国内、国外のスパイを取り締まる法律、そしてその最前線で働く世界に通用する諜報機関の設立。このパッケージがなければ日本の未来はない。そしてかつてのカルタゴのようにノー天気な民と政治家に支配されいつの日か歴史の彼方に消え去っていく。」

落合氏は、そのためにも日本は『最強情報戦略国家』にならないといけないというわけである。

それを、安倍晋三首相はやろうとしているのである。 


shige_tamura at 09:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

2007年06月14日

底力

底力

今日、

本屋に行ったら、

『自民党の底力』と『日本の底力』が並んでいました。

shige_tamura at 17:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!麻生太郎 

日本人と靖國神社(その1)

坂
日本論語研究会の5月に開催した坂明夫(靖國神社禰宜・遊就館部長)氏の「日本人と靖國神社」・議事録ができましたので、連載を開始します。

日本人ならば、靖國神社のことを知らずに靖国問題を議論するのはどうか?
これは、大いに役立ちます。

第二七回日本論語研究会
日時 平成十九年五月一二日(土)一六時三〇分〜一八時
場所 慶應義塾大学第一校舎一階一〇二教室
講師 坂明夫(靖國神社禰宜・遊就館部長)
演題 「日本人と靖國神社」


(はじめに)

 ご紹介を頂きました靖國神社禰宜の坂明夫と申します。
 今日は英霊の真心を伝える場を頂戴致しまして、田村(重信)先生初め関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。
 
 私は昭和二十八年生まれです。田村先生と同い年でして、われわれは「花の二八」と言っております。國學院大学文学部史学科を卒業致しまして、一時期、サラリーマン生活を送っておりましたが、直接、日本文化に触れることができる職業に就きたいといつも思っておりました。自衛官になりたいとも思っていたのですが、目が近視のため基準に達しませんでした。そこで母校の國學院大学に戻りまして、神職の資格を取ろうということで、一年間、神主修行をしました。
 
 そして、昭和五十八年、中曽根(康弘)首相の、いわゆる公式参拝の二年前に靖國神社に奉職致しました。靖國神社に奉職して二五年になります。
 靖國神社では、神職の仕事以外にも、普通の会社と同じように、総務とか経理といった仕事もございます。私は神職としての仕事以外には、遊就館という御祭神のご遺書、ご遺品等を展示した博物館で部長をしております。
 このような経歴ですので、とても論理立てたお話はできません。また格調高いお話もできませんが、二五年も英霊のお傍で仕事をしておりますと、英霊からの魂の揺さぶり、言葉では申すことができないものを感じます。
 
 また昭和六十年の中曽根首相の公式参拝以降の中国、韓国との問題、小泉(純一郎)首相の参拝問題、A級戦犯分祀の問題、国立追悼施設の問題といったものを実際に肌で感じております。
 本日は英霊に仕える立場の者として祖国のために尊い命を捧げた英霊の真心を少しでも伝えたいと思います。
 「日本人と靖國神社」という大きいテーマですが、私如きがその結論を出そうとは思いません。しかし、靖國神社とは何のか。靖國神社を通して見える日本人の心を皆さんが考える際の参考になれば幸いでございます。
 
 靖國神社に関しては色々な議論がございます。国会でも取り上げられておりますし、メディアでも度々大きく報道されております。
 特に小泉首相が総裁選挙の時に八月一五日の終戦記念日の靖國神社参拝を公約にされたことをきっかけに、色々なことが言われるようになりました。
 しかし、そういう議論の中には事実に基づかないものもございます。
 昨年(二〇〇六年)、産経新聞に「『日本』をゆがめる社説」ということで、ニューヨーク・タイムズの社説の一部が紹介されておりましたが、「東京の靖國神社への同(小泉)首相の繰り返しの参拝はとくに挑発的だ。この神社は日本の戦争犯罪人のトップが祀られ、日本のアジア征服が祝われているのだ」とありました。

 「日本の戦争犯罪人のトップ」とは、東条英機首相以下、いわゆるA級戦犯のことを指しているのでしょうが、「日本のアジア征服が祝われている」というのは意味が分かりません。天下のニューヨーク・タイムズがこのようなことを書きます。
 
 また、靖國神社はA級戦犯だけが祀られていると思っている方もたくさんいらっしゃいますし、「靖國神社は軍国主義の象徴」といったことをおっしゃる人もいます。
 
 これらは靖國神社の事実が伝わっていない結果だと思うわけでございます。


安倍晋三首相の戦後レジームからの脱却と年金記録漏れ問題

安倍 晋三政調安倍晋三首相の戦後レジームからの脱却とうことがだんだんとハッキリしてきた。

 戦後レジームとは、戦後の旧体制のことで、これから脱却しなければならないということだ。
 
 1番は、自分の国を守れない9条のある憲法、これについては国民投票法も成立し、憲法改正が現実味を帯びてきた。
 2番は、教育再生だ。日教組支配を打破して、本来の教育を取りもどす必要がある。
 3番目は、公務員制度改革だ。その象徴が社会保険庁の役人改革だ。労働組合の親方・日の丸体質を変えることだ。
 あきれた労働慣行を変えることだ。そのために、社会保険庁を廃止・解体して、非公務員型にする。2年後に新しい機構に移り、その時には、協力できない人は採用されない。
 これが、法案という形で進むと年金記録漏れ問題が大きくクローズアップされた。
 政府は、社保庁に情報を出すよう命じても、正確なものがでてこない。
 情報は、労組を守る民主党に提供される。

 安倍首相の戦後レジームからの脱却に反対するのは、旧体制に安住したり、既得権をもった人だ。


 毎日新聞(6月13日)に社保庁職員のことが載っていました。
これを読まれて、労組体質は変えないといけないと思いました。
以下、掲載しました。

07参院選 「美しい国」考 ◆‖弍追われる社保庁職員
 年金対策、疑問抱え
 
 近畿地方のある社会保険事務所。9日の土曜日、約100人の相談者が臨時窓口に押し寄せた。同僚の応援で、窓口に出た庶務係の男性職員は、年金保険料の納付記録が欠落しているケースを見つけた。「僕らの仕事のずさんさを改めて突きつけられた」。相談者に怒鳴られないかと一日中緊張していた。30代前半。気持ちも体も重かった。
     ■
 「宙に浮いた5000万件の年金記録」は5月末に問題化した。国民の怒りに、政府・与党は「支給漏れの場合は、受給権が消滅する5年の時効を撤廃する」と特措法案を国会に提出、さらに「5000万件を1年で照合する」と宣言した。
 年金番号は96年まで厚生、国民、共済組合に分かれていた。このため転職や結婚をした人は複数の番号を持っていた。97年から1人一つの番号で管理する「基礎年金番号」が導入されたものの、名前や生年月日が一致しないなどで、5000万件の記録が誰のものか分からなくなっている。
     ■
 男性は3年前まで、記録照会係だった。基礎年金番号に統合できていない記録を原本の台帳で確認した時、目を疑った。使っているコンピューター上では名前がカタカナ表記なのに、台帳は漢字表記だったからだ。80年代に台帳の記録がコンピューター用に入力し直されていた。
 
 「当時、どうやって読み方を確認したんでしょうか?」。上司に尋ねた。「こう読むんだろうと適当に付けたんだ」。空恐ろしくなった。統合作業が進まないのは当然だ。
 職員の一人として責任を感じている。しかし、「1年以内の照合」の号令に疑問も感じる。記録照会係だったのは2年半。その間、自分が統合できたのは1日10〜20件、計7000件程度。「新たに検索プログラムを開発すると政府は言う。相談者のために早く開発すればよかったのに」
 他に年金の記録があった、と窓口を訪れたお年寄りに、「さかのぼれるのは5年前まで。あとは時効です」と、言いにくいのに伝えてきた。それも一転、撤廃される。
 台帳を入力し直したのは現在50代の職員だ。「何をやってくれたのか」と恨めしくなる。ところが、この批判の嵐の中で、相変わらず電話の取り次ぎぐらいしかしない「大先輩」もいる。それが許せない。
 
 安定を求め社会保険庁に入った。法案が通れば3年後に解体され、公務員の身分はなくなる。「どうせなら一日も早く解体されて出直したい」と思うが、転職も考えている。
 

shige_tamura at 10:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!安倍晋三 

2007年06月13日

麻生太郎外務大臣との会話

麻生 太郎本
田村本











国会を歩いていたら、麻生太郎外務大臣と会いました。

僕「大臣、おはようございます」

麻生大臣「たむら!君の本売れてるか?」

僕「ぼちぼちです。『とてつもない日本』はすごいですね」
 「ところで、『とてつもない日本』の帯に『日本の底力』とあり、大臣からも講演してもらった日本政策アカデミーの本も『自民党の底力』というタイトルす。
今年の流行語大賞は『底力』で決まるのではないでしょうか」

麻生大臣「あはは・・・」


(*麻生太郎大臣の講演録は、『自民党の底力』の続編になります)
  

自民党本

shige_tamura at 12:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!麻生太郎 

自民党国防部会の自衛官の質的向上と人材確保・将来の活用に関する提言

河井 克行写真は、河井克行国防部会長

「自衛官の質的向上と人材確保・将来の活用に関する提言」が、平成19年6月6日
自由民主党政務調査会国防部会で取りまとめられました。
今後は、政調審議会、総務会で報告される予定です。

以下、提言全文です。


1 はじめに

 今日の国際社会では、地域紛争、国際テロ、大量破壊兵器、弾道ミサイルの拡散等への対応が差し迫った課題となっている。こうした安全保障環境の下、自衛隊に対する国民の期待は、新たな脅威や多様な事態への実効的な対応、また、国際平和協力活動への取組等において、従来にも増して高まっている。
 一方、わが国では、少子化による若年人口の減少や、苦労が多く危険を伴う職業を敬遠するといった若年層の職業意識の変化などの状況が生じている。
こうした中で、優れた人材を確保・育成し、人的基盤を充実強化することは、今日の 自衛隊にとって、最も重要な課題になっている。
国防部会としては、こうした問題意識の下、防衛力の最も重要な基盤である自衛官、すなわち人的な面に焦点を当て、募集から退職後に至る、自衛官としての人生の様々な段階について、総括的かつ抜本的な検討を行うこととした。
 本年2月より、国防部会において9回に及ぶ「自衛官の質的向上と人材確保・将来の活用に関する検討」を行い、今般、これまでの検討を踏まえ、本提言を取りまとめたものである。
 政府においては、この提言を受けて、その実現に向けて真摯に努めていくことを強く要請する。


2 提言事項

(1) 総論
 具体的な提言事項については、次項の各論で網羅的に取り上げているが、それら各項目の実現に向けて真摯な努力を行う際に、常に念頭に置くべき基本的な事項として、次の2項目を指摘する。

ー衛隊の体制の再構築

 上述のように、新たな安全保障環境の下で、国際平和協力活動などについて自衛隊の役割が増大しており、防衛省としては、このような変化に対応するべく自衛隊の体制全体を再構築することが必要となっている。
 本提言で取り上げる人的な面に係る諸事項についても、そうした自衛隊の全体的な体制の再構築としっかり歩調を合わせて、着実に進めていくことが重要である。

⊆衛隊の位置付け   

 人的な面も含め自衛隊に係る諸課題を抜本的に解決するためには、自衛隊を軍として位置付けることが何よりも重要であり、そのため、早急に、憲法改正を行うべきである。


(2) 各論
 具体的な提言事項として、募集に係る事項、在職中に係る事項、退職後に係る事項、及び、その他の事項として、次の16項目を取り上げる。

(ア)募集に係る事項

.魯蹇璽錙璽の協力の拡充

 自衛官の募集に関しては、全国で約8割強のハローワークから協力が得られるに止まっており、また、その協力の度合いには、地域により大きな差異が見られる。
 このため、自衛官の募集に当たって、全てのハローワークは、過去の経緯にとらわれることなく、募集に関連する各種の便宜供与は勿論のこと、更に求人票の受付等、同じ国の機関として、防衛省・自衛隊に対して必要な協力を行うべきである。

地方公共団体等の協力の拡充

 自衛隊法の規定(※)により、地方公共団体は自衛官の募集業務の一部を行うこととされている。また、市町村長に対して、地方協力本部への適齢者情報(氏名、生年月日、性別及び住所)の提供や広報宣伝などを依頼している。しかしながら、地方公共団体からの協力には、地域によって大きな差異があり、一部の地方公共団体からは必要な協力が得られていない状況(適齢者情報の提供は全体の約2割)にある。
 このため、自衛官の募集に当たって、全ての地方公共団体は、適齢者情報の提供等、必要な協力を行うべきである。
 また、自衛官の募集に関して、地域により、高校、大学等の協力にも差が見られることから、今後は、高校、大学等との連携の強化も図るべきである。

※自衛隊法第97条第1項 都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官の募集に関する事務の一部を行う。

Lノ呂△襯屮薀鵐鼻Εぅ瓠璽犬粒領等
    
 少子化・高学歴化の中で、民間企業や他の公的部門と競合する若年層の募集については、厳しさを増してきている。
 こうした中で、引き続き質の高い人材を確保するためにも、まず、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め」るという他の公務員とは異なる宣誓の下で任務に当たる自衛官の尊い職務について、広く国民の理解を深めるための施策が重要である。
 また、防衛省・自衛隊としても、世間の関心を集められる人材を養成するなど、就職先として「やりがい、魅力ある」自衛隊のブランド・イメージを確立して、募集の対象となる若者に対する広報等の充実強化を図るべきである。 

ぢ臑幹管自衛官の採用数の拡大
    
 自衛隊では、新たな安全保障環境の下、任務の複雑化・国際化、装備の高度化に対応する必要がある。こうした状況に適切に対処するとともに、次に述べる自衛隊の年齢構成の適正化にも資するため、防衛大学校卒業者も含めた大卒幹部自衛官の採用数を拡大すべきである。

(イ)在職中に係る事項

ー衛隊の年齢構成の適正化
    
 自衛隊では、米英などの諸外国の軍隊と比べて、特に幹部自衛官の高年齢層が肥大している。

 実力組織として精強性を維持・向上させるとの観点から、この点を是正するため、准尉や曹長を経て概ね40歳代で幹部に昇任するいわゆるC幹部の数の抑制、必要な人材の流出防止策を講じた上での優遇措置を伴う中途退職制度の導入等、所要の改善策を講ずるべきである。

非任期制自衛官の採用数の拡大
   
 自衛隊は、任務の多様化、装備の高度化等に対応するとともに、厳しい募集環境の中でも、引き続き質の高い人材を確保する必要がある。
 自衛官としての身分を中長期的に保証することで、職業としての魅力を高め、かつ、高度な装備品についての技能習得の途中で人材が流出することを防止するとの観点からも有益なことから、今後とも、非任期制自衛官の採用数を拡大すべきである。

新階級の創設
   
 自衛隊は、新たな安全保障環境の下、任務の多様化・国際化に対応する中で、諸外国と協同して任務を遂行する機会が増加しているが、諸外国の軍隊と階級上の均衡が取れていない面がある。また、小部隊での行動の増加等により、曹階級の重要性も増大している。
 こうした点を踏まえ、将補の下位の将官階級として「ワンスター・ジェネラル(准将)」、曹階級の最上位者たる「上級曹長」といった新階級を創設すべきである。なお、新階級の創設に当たり、自衛官の昇任管理においては、引き続き、昇任先の階級に相応しい、真に優秀な者が適切に選考されるよう留意すべきである。

ぜ衛官の俸給等の改善
  
 現在、自衛官は、階級に基づいた独自の俸給表を適用しているが、幹部と准曹士が一つの自衛官俸給表で管理されていることにより、階級間の給与格差が少なく、特に准曹の部分の階級間の給与格差は僅かなものとなっている。  
 このため、昇任に対する意欲が沸き難くなっていることから、各階級の職階差に見合う給与格差のある俸給表を構築するよう改善すべきである。
 また、苦労の多い第一線で勤務する者や、情報といった専門性が高い業務に従事する者に対しては、その労苦に報いるとともに、質の高い人材を確保するとの観点から、給与面で配慮すべきである。
 さらに、危険な業務に従事した者に対しては、その危険度に見合う十分な額の手当を支給できるよう、制度の改善を図るべきである。

ゼ衛官の栄典・補償の改善
   
 殉職した自衛官等に対しては、諸外国と同様に、十分な栄誉等を与えるべきである。
 また、賞恤(じゅつ)金の上限額については、他の公務員(警察官、消防官)と同程度の水準になるように改善すべきである。

女性自衛官の活用
    
 女性自衛官については、その活用に、より一層努めるべきである。
また、女性自衛官の定着率を向上させるため、託児所の整備など出産・育児のために退職を余儀なくされる者を減少させるための施策を講ずる必要がある。

Ч眷齢層自衛官の活用
    
 少子・高学歴化により、募集環境が今後も厳しい見通しにある中で、豊富な知識・経験を有する高年齢層の自衛官の中には、気力・体力面で充実している者も存在することから、そうした者の活用を図るべきである。
 また、そのための施策の一環として、現行の職域別の定年延長や再任用制度の更なる活用に向けての改善策等も講ずるべきである。

┨餾殃刃其力活動等への参加隊員の留守家族支援策の充実

 国際平和協力活動等への自衛隊の参加が増加する中、例えば、米国で行われている配偶者等のネットワーク(「ファミリー・レディネス・グループス」等)のような活動を参考としつつ、そうした活動に参加する隊員の留守家族を支援するための施策の充実が必要である。


(ウ) 退職後に係る事項

/靴燭扮膰鄙反イ旅獣枦
    
 退職自衛官を支援するため、援護も含めた総合的な施策を担う、法律に根拠のある組織を構築すべきである。
 また、他の公的部門に再就職する退職自衛官の人数は極めて限定的なことから、その改善を図るための施策を講ずるべきである。
さらに、退職後も自衛隊で培った知識・経験を活用することができる再就職先(地方公共団体・民間企業の危機管理部門等)の開拓や起業支援の施策を強化すべきである。

退職後の給付の充実
    
 退職自衛官に対する諸施策においては、若年定年を見据えた人生設計の支援等を含め政府の関与をより一層強めるべきである。
 また、自衛官の年金について検討する際には、国内における年金一元化の流れを踏まえつつ、他方で英米では軍人の年金は全額国庫負担であるといった点を考慮すべきである。
 さらに、退職自衛官への施策を検討する際には、国内における医療制度改革の流れをはじめとする社会状況を踏まえつつ、米国では退職軍人が軍病院等の各種施設を利用が可能であることやさまざまな便宜が図られていることも考慮すべきである。

(エ) その他の事項

〕夙自衛官制度の充実
    
 有事などの際、常備自衛官を補完する役割を担う予備自衛官の員数は、諸外国の予備役と比べて、極めて限定的であることから、その点の改善を図るべきである。
併せて、予備自衛官には、現在、将官等の高位の階級が設けられていないので、その点の改善も図るべきである。

服務教育等の充実
    
 高い士気と厳正な規律が求められる自衛隊においては、自殺者や不祥事の発生を抑制することは極めて重要である。このため、自衛官としての使命感を涵養するための精神教育を確実に実施していくとともに、服務教育の充実強化を図るべきである。
 また、いつでも職務に従事できる態勢にあることが求められるなど、自衛隊は、肉体的・精神的な負担が重い職務である。こうしたことを考慮し、隊員の肉体的・精神的な負担を和らげ、心の健康を保持させるため、より効果的な相談態勢の一層の強化にも努めるべきである。




自由民主党国防部会・「自衛官の質的向上と人材確保・将来の活用に関する検討」開催状況


第1回(2月14日) 現状の問題点について(第1回)
ー衛官の現状と人事制度
∨姫匸覆埜‘っ罎量簑蠹澄覆修裡院

第2回(2月21日) 現状の問題点について(第2回)
)姫匸覆埜‘っ罎量簑蠹澄覆修裡押
現職・OBに対するアンケート結果
諸外国の軍隊の人事制度等

第3回(3月14日) 部外有識者からの聞きとり
(講師:佐藤 正久 元1等陸佐)

第4回(3月22日) 部外有識者からの聞きとり
(講師:志方 俊之 帝京大教授)

第5回(4月19日) 解決の方向性について説明(第1回)

第6回(4月26日) 解決の方向性について説明(第2回)

第7回(5月18日)  関係省庁の協力に係る事項について
∧臀検Ρ膰遒慮従譴らの聞きとり
(東京・広島・群馬各地方協力本部長)

第8回(5月24日) 論点整理

第9回(6月6日) 提言のとりまとめ


2007年06月12日

日本国憲法「英国政府はGHQを厳しく非難した」

 最近、NHKを始め、歴史の捏造ではないかと思わせる報道が相次いでいる。
日本国憲法は、日本人が作ったとか。
 確かに、様々な憲法草案が日本人によってつくられたが、その一つをGHQが取り上げて憲法が作られたというのである。

 憲法は、GHQが、二度と日本が米国及び連合国に反抗できないようにしたものであり、マッカーサーノートがその原案となっている。

その象徴が、GHQ(米国)の推しつけ・翻訳憲法であり、戦争放棄の9条であることだ。

今回、『文藝春秋』(2007.7月号328頁〜)に、

「英国機密ファイル 日本国憲法の真実」
徳本栄一郎(ジャーナリスト)

が載っていた。

「このような憲法草案発表は馬鹿げている」。
英国政府はGHQを厳しく非難した

という内容である。
以下、要点を掲載する。

(略)
 3月6日の臨時閣議で新憲法の最終草案要綱が了承、発表された。間髪を入れず、マッカーサーは声明を発表した。
「天皇、日本政府によって作られた新しく開明的な憲法が、日本国民に予の全面的承認の下に提示された事に深く満足する」
 まさに完全なヤラセだった。新憲法制定の舞台裏は、中曽根康弘元首相ら改憲推進派が「国会の審議は経たが、占領下、完全に自由に作られたものではない」と主張してきた通りのものであったのだ。

(略)
 臨時閣議で新憲法草案要綱が了承された2日後、東京の英国代表団は本国に至急電報を打った。
「この草案は明らかに、英語で作成され日本語に翻訳されたものだ。トーンがあまりに米国的すぎる。(中略)特に、永久に軍備を禁じた条項は、将来の改憲論議の焦点になるだろう。
 憲法改正を急がせた理由は不明だが、極東委員会と対日理事会を無視する意思が背景にある。この草案が国会で可決されてしまうと、外部の介入は困難である」(1946年3月8日、英国外務省報告)

(略)
 英国政府代表は、日本語の憲法草案を一読して、その不自然さに気づいていた。英国政府は直ちに反応した。
「このような形で憲法草案を発表するのは馬鹿げており、日本管理の責任で深刻な問題を提起している。(略)」(同3月13日、英国外務省報告)
(略)


チャーチルの警鐘

 (略)6年8ヵ月の日本占領は戦勝国による国家改造であり、熾烈な外交戦でもあった。
 天皇を道具として利用し、日本の民主化に執念を燃やす米国、密かに極東での影響力拡大を狙う英国。「民主化」の裏には、各国の生々しい思惑が潜んでいた。そこから生まれたのが日本国憲法だった。
 そして今、初の戦後生まれの宰相である安倍首相の下、憲法改正の流れが加速している。しかし、憲法改正論議は「9条」に限らず、日本人の歴史観、宗教観を問い直す貴重な機会だ。
 だからこそ、英国は占領中、日本の天皇制、明治憲法の問題点を徹底的に分析した。そのアプローチは、GHQの無邪気な理想主義と全く異質だった。
 今こそ、日本人の歴史観、宗教観を踏まえた憲法論議が求められている。60年前の英国機密ファイルは、その事を静かに物語っている。

 第二次大戦時、英国首相を務めたウィンストン・チャーチルは次のような言葉を残した。

「過去をより遠くまで振り返る事が出来れば、未来をより遠くまで見渡せるだろう」
(略)


 以上でお分かりのように、英国政府は、日本国憲法は「馬鹿げている」とおもっていたのである。
 歴史の真実を知って、日本人は怒らないといけない。
そして、一刻も早く憲法を改正しないといけない。

shige_tamura at 10:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!憲法改正 
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