2007年06月
2007年06月22日
「日本人と編⊃声」(その5)
第二七回日本論語研究会
日時 平成十九年五月一二日(土)一六時三〇分〜一八時
場所 慶應義塾大学第一校舎一階一〇二教室
講師 坂明夫(編⊃声卩宜・遊就館部長)
演題 「日本人と編⊃声」
(四)編△凌瓦箸
ここまでお話すれば、編△凌粥編⊃声劼旅餡叛というものをご理解頂けたと思いますが、ここで英霊のお心を、ご遺書から読み取ってみたいと存じます。
今日、ご紹介しますのは富澤健児命のご遺書でございます。この方は、陸軍大尉第六二振武隊、振武隊というのは特攻隊です。昭和二十年四月六日に沖縄本島付近にて特攻戦死致しました。
この富澤健児命のご遺書です。
(略)健児もいよいよ最後の御奉公の時が参りました
いままでの一方ならぬ御養育深く深く感謝致して居ります
意気地なかった健児でしたがどうぞほめてやって下さい
仇敵撃滅の為健児は渾身の勇を奮ってぶつかって行きます
今の危機を救ふものは私達です
この誇りをもって必ずやります
すでに戦友がやってゐます
今の今でも私の戦友は後に続くものを信じてぶつかってゐるのです
黙ってゐられるでせうか
これが黙って見てゐられるでせうか
お父さん お母さん ほめてやって下さい
弟よ 妹よ お父さんお母さんを 大事にしてあげて下さい
お兄さんは死なない
遠い南西諸島の空よりきっときっと皆様を護ってゐます
この身體は死んでもきっとお護りいたします(略)
いろいろありがたうございました
さやうなら さやうなら 富澤少尉
このように、目頭が熱くなるご遺書でございます。肉親に対する切なる思いをお持ちになりながらも、国のために尊い命を捧げられた英霊のお心が感じられると思います。
この英霊のお心に対する、大御心というものを御製から拝察したいと存じます。編⊃声劼歪失彈劼反修靴討ります。これは天皇の思召しにより天皇陛下の使者である勅使が差遣され、祭文奏上がなされ、陛下からのお供え物である奉幣が行われる神社のことです。
編⊃声劼盪遊酘鶲貽から二三日まで春季例大祭を執り行いましたが、その当日祭には勅使が来られまして、御幣物をお捧げになられ、御祭文を勅使が御神前に奏上されました。こういう勅祭社という待遇を頂いております。
明治天皇御製
わが國のためをつくせるひとびとの 名も武蔵野にとむる玉垣
大正天皇御製
國のためたふれし人の家人は いかにこの世をすごすなるらむ
昭和天皇御製
国のためいのちささげし人々を まつれる宮はももとせへたり
今上陛下御製
国がためあまた逝きしを悼みつつ 平らけき世を願ひ歩まむ
皇后陛下御歌
海陸のいづへを知らず姿なき あまたの御霊国護るらむ
これが天皇陛下の大御心でございます。これらのお歌からも編⊃声劼寮格が読み取れるのではないかと思います。
2007年06月21日
小沢一郎「現金25億円」の錬金術
スクープ・小沢一郎
「現金25億円」の錬金術
解散した新生党と自由党のカネをプールしていた!
以前から、言われていたことが今日(6月21日)発売の『週刊文春』の記事で明らかになった。
記事の見出しは、以下の通り。
今年1月、民主党の小沢一郎代表が事務所費を使って10億円以上の不動産を購入していたことが発覚した。
小沢氏は記者会見を開き弁明に努めたが、一体、その資金力はどこから来たのか。
調べてみると、小沢氏の関係する政治団体には莫大なキャッシュも眠っていた。
写真右にあるように、平成17年分の小沢氏の関係する政治団体のカネは、
25億3千5百万円以上となる。ずいぶんと巨額である。
これは、その年に集めたカネと政治団体の越年資金(貯金)というわけだ。
この巨額な資金は、新生党と新進党と自由党が解散した後のものというのだ。
政党の資金を小沢氏がそっくりもらったというわけだ。「ネコババか?」
これらは政党助成金もあり、それを独り占めした格好だ。
政党が解散したら、普通はその構成員に分配される。
それを小沢氏が独り占めした。
これは違法ではないが、「政治道徳的(モラル)に良いのか」ということだ。
こんなことが許されるのか?
小沢氏は、「法律に違反していなければ何をしても良い」という悪い風潮を作っていることへの反省はないのか。
これで、民主党が「格差是正」と叫ぶのは「欺瞞だ」。
社民党又市幹事長『週刊新潮』の記事で辞任か
今朝(6月21日)発売の『週刊新潮』に以下の記事が写真入で載った。
「愛人マッサージ嬢」の告白
議員宿舎を「ラブホ」にしちゃった
社民党「又市幹事長」
これに対して、又市幹事長は東京地裁に出版差し止めを申し立てたが、発売された。
内容は、マッサージに来てくれている女性(Aさん)にSEXのお相手をさせ、仲良くなった。
ところが、又市幹事長、同じ店の別のマッサージ嬢(Bさん)にちょっかいを出し、それがバレて、Aさんと喧嘩別れとなったという話。
記事は、ブログに書けないようなSEX描写が丁寧に記されていて、ポルノ小説のようだ。それを、又市幹事長がやっていたというのである。
世間ではよくある話だが、
問題は、
‐貊蠅議員宿舎であること。
⊇性の権利を守る社民党の幹事長であること。
といったことである。
これに対して、福島みずほ党首はどう答えるのか。
「朝まで生テレビ」で僕とバトルをやった辻元清美議員のコメントを是非とも聞きたいものである。
週刊誌の怖さは、『週刊新潮』の広告が全ての新聞と、電車のつり革広告にも出るため、週刊誌の記事を読まなくても、又市幹事長のことが多くの国民に知られるということだ。
社民党は、又市幹事長のような行為を最も嫌う。
そこで、たぶん又市幹事長の辞任は、時間の問題となろう。
2007年06月20日
「日本人と編⊃声」(その4)
第二七回日本論語研究会
日時 平成十九年五月一二日(土)一六時三〇分〜一八時
場所 慶應義塾大学第一校舎一階一〇二教室
講師 坂明夫(編⊃声卩宜・遊就館部長)
演題 「日本人と編⊃声」
(三)編⊃声匣怎の根底
次に編⊃声匣怎の根底ということでございますが、編⊃声劼蓮日本人の宗教観、祖先観に根ざした伝統的習俗が基礎になっております。その上に公的、国家的な祭祀が加味されております。
編⊃声劼鰐声F麈にできたと申しましたが、神社の中では比較的新しい神社でございます。
皆さんのお宅の周りにも、たくさんの神社があると思いますが、その多くは、いつできたのか分からないくらい古いものが多いのではないでしょうか。創建年時の点では編⊃声劼録靴靴い錣韻任后
しかしながらその根底には日本人の宗教観、祖先観に根ざした伝統的習俗というものがあるわけです。
江戸時代の国学者で日本人の心というものを解明した本居宣長は、神の定義を「尋常(よのつね)ならずすぐれたる徳(こと)のありて、可畏(かしこ)き物を迦微(かみ)とは云ふなり」とされております。
つまり、尋常でない、普通ではない、優れた徳があり、恐れ多いものをカミと言うのである、というわけです。
「尋常でない人」というのは、自分のことを考えないで他人のことを考える人です。愛する家族のことであったり、愛する故郷のことであったり、愛する国のことであったり。こういう人を本居宣長はカミだとおっしゃっています。
江戸時代以前には、まだ国家という概念はなかったと思いますが、郷土とか部落といった共同体に尽くした人を、神様として、祠を立てて祀っておる例がたくさんございます。
さらに神様として祀られた方は、その祀る人をお守りくださるわけです。
例えば村の鎮守様は村人に祭られ、そして鎮守様は村人をお守りくださる。
ですからお祭りは、一度だけでなく、何度でも行ないます。祀る、祀られる、守る、守られるが連続するのです。
この共同体を国家というものに当てはめますと、なぜ国家が編⊃声劼慮羣弯世鬚祭りすべきかという根拠が分かると思います。
編⊃声劼慮羣弯世蓮⊆分の大切な生命を捧げて祖国日本を守ろうとされた。
だから日本という共同体はその方々を御祭神とするわけです。同時に祭られた御祭神はいついつまでも日本を守り、日本国民を守り続けるということでございます。
このように編⊃声劼蓮古来日本人の信仰に合致した神社ですので、宗教、宗派を超えています。
キリスト教徒、仏教徒等、色々な宗教を信仰しておられる方がいますが、日本人である以上、日本のために命を捧げた英霊に対して敬意を表するというのは、宗教、宗派を超えているわけです。
それを分かり易くおっしゃった方が、(ブルーノ)ビッテル神父でございます。
この方は、上智学院院長、終戦直後に駐日ローマ法王代表・バチカン公使代理を務めた人です。
「編⊃声劼老街饉腟舛慮偽Г任△襦F本があれだけの戦いをしたのは編⊃声劼原因である。編⊃声劼肋撞僂靴進がいいのじゃないか」といったようなことを(ダグラス)マッカーサーが言った際、ビッテル神父は「編⊃声劼鮠討払ったとすれば、その行為はアメリカ軍の歴史にとって不名誉極まる汚点となって残るであろう。
神道、仏教、キリスト教、ユダヤ教などいかなる宗教を信仰するものであろうと、国家のために死んだものは、すべて編⊃声劼砲修領遒鮑廚蕕譴襪茲Δ砲垢襪海箸鮨文世垢」と毅然と答えたそうであります。
もちろんビッテル神父はキリスト教徒ですが、それでも編⊃声劼遼楴舛箸いΔ發里鬚靴辰り捉えていらっしゃったわけです。
編⊃声劼脇団蟒ゞ気了楡澆任呂覆い里世函9颪里燭瓩棒錣辰真佑鬚祭りしているのであり、敵国であるアメリカとしても、その国に命を捧げた方々に敬意を表さなければいけないということをおっしゃっているわけです。
毎日新聞に「防衛省誕生」が紹介される
今朝(6月20日)の毎日新聞に僕の『防衛省誕生』(内外出版)が記事として5面(政治面)に紹介されました。
以下がその内容です。
防衛省の分析本
同省若手ら出版
防衛省の若手官僚5人が中心となり、1950年の警察予備隊発足から07年の防衛庁の省昇格にいたるまでの安全保障政策の変遷や省昇格が諸外国に与えた影響の分析結果などをまとめた「防衛省誕生」(内外出版、編著・田村重信自民党政調首席専門員)が出版された。
省昇格に伴い懸念されたアジア諸国からの反発はほとんどなかったと分析する一方、省昇格を「軍人の民間人に対するコントロールを強化」(ブラジル、コレイオ・ブラジリエンセ紙)などと事実誤認のまま報道されたケースもあったという。
【古本陽荘】
2007年06月19日
「日本人と編⊃声」(その3)
第二七回日本論語研究会
日時 平成十九年五月一二日(土)一六時三〇分〜一八時
場所 慶應義塾大学第一校舎一階一〇二教室
講師 坂明夫(編⊃声卩宜・遊就館部長)
演題 「日本人と編⊃声」
(二)編⊃声劼旅艫基準
では編⊃声劼旅艫基準、どのような方々が御祭神となるのかということですが、実は確固とした普遍の基準があるわけではありません。また時代による変遷もございます。
大原則としましては、「朝命を奉じ国事に殉難した者」、即ち「国家の命令により日本国及び日本国民の独立安全を保障するための武力行使を伴う行為により落命した者」、「国のために尊い生命を捧げた者」でございます。
この大原則に合致すれば、軍人、軍属、文官民、男女といった別はございません。
逆にどんな方が合祀されていないかと申しますと、例えば、平時の際の不慮の事故死、訓練死された方は合祀されておりません。
著名な例では、八甲田山遭難者、また、佐久間(勉)艇長など訓練の時に亡くなった方々は祀られておりません。こういった方々も祀られるべきであるとの意見もございますが、やはり戦時ではなく、平時ですので、お祀りする対象ではないわけです。
ただし、昭和の時代、大東亜戦争戦時の訓練死は合祀されております。
例えば人間魚雷回天の訓練中に亡くなった黒木(博司)少佐は祀られております。
また原爆、空襲の一般被災者は祀られておりません。これらの方々も敵の弾に当たったと同じですが、国家の命令があって、その場にいたわけではありませんので祀られないわけです。これは決して、原爆、空襲の一般被災者は慰霊する必要はないと言っているわけではございません。これらの方々に対しては色々なところで慰霊追悼行事が行なわれております。
ただ、編⊃声劼蓮△海Δい辰進々を顕彰する場所ではないということです。
さらにまた、その死が、戦争が直接原因でない場合も祀られません。東郷(平八郎)元帥ですとか乃木(希典)大将が祀られておるように思われていらっしゃる方がたくさんおるようですが、その死は戦争が直接原因となっているわけではありません。乃木大将は明治天皇に殉死されましたし、東郷元帥は天寿を全うされたと言ってよいでしょう。
ですから合祀対象にはならないわけです。編⊃声劼慮羣弯世漏級とか、手柄があったとかなどとは関係ないのです。
続いて、合祀の手続き、「誰が選考し、誰が合祀するのか」ということについてです。もちろん「誰が合祀するのか」というのは編⊃声劼任后しかしながら、「誰が選考するのか」となりますと、これは国家機関が行なっているのです。
戦前は陸軍省、海軍省が選考しまして、陸海軍大臣から上奏して御裁可を経て合祀候補者を決定するわけです。
そして戦後は、前例を踏襲しまして厚生省が選考事務をしております。厚生省が各都道府県に編⊃声劼帽艫すべき方のお名前、戦死年月日、階級等を書いた「祭神名票」を求めまして、各都道府県は調査の後、それを厚生省に送ります。そして厚生省が編⊃声劼冒ってくるわけです。
2007年06月15日
ゴリゴリ労組とダラ幹厚生官僚
昨日、社会保険労務士の友人と話す機会があった。
年金記録問題は、「事務の執行体制の問題で、労組の長年の慣行が問題」とのことでした。公務員が、仕事をキチンと責任を持ってやれば起きなかったことなのです。
これについて、鈴木棟一氏が「ゴリゴリ労組とダラ幹厚生官僚」について、実に分かり易く書いたコラムがありましたので、掲載しました。
夕刊フジ(6月14日付)
風雲永田町 3312 鈴木棟一
総務省高官が年金問題を語る 「ゴリゴリ労組とダラ幹厚生官僚」
「消えた年金」で保険料の領収書がない場合に支給するかどうかを判断する第三者委員会が、問題の多い社保庁ではなく、総務省に設置されることになった。
その総務省高官が12日、こう語った。
「この問題の基本は、ゴリゴリの労組とダラ幹厚生官僚による、なれ合いのズサンさだ」
ゴリゴリの組合とは。
「自治労の中でも最先鋭の組合で、歴代の社保庁と覚書や確認事項を交わして、かなり勝手に振るまっていた」
どうして、そんなことができたのか。
「社会保険の業務は都道府県にあって、知事に業務監督権があるが人事権はなかった。国の事務として国家公務員としたからだ。人事権がないからこわくない。自治労の先鋭部隊として県を突き上げ、他の労使問題でも先頭で戦った。処分されないからだ」
ダラ幹の厚生官僚とは。
「組合の勝手を許してきた厚生官僚に大問題がある。これが戦後ずっと放置されてきた背景には自治官僚がしばしば保革相乗りで知事となり、なれ合いあった。組合との妥協が重ねられたのだ」
自治労国費評議会はかつての国労だ、との指摘がある。
「国鉄は約20年前に民営化された。社保庁はいまごろようやく解体の方向になったということだ」
政府の社保庁解体法案のポイントは。
「組織を整理し、6分割し、主要部分は日本年金機構に持っていく。組合のゴリゴリをクビにする。これが社保庁改革の狙いだ」
対する民主党案は。
「民主党は歳入庁案を出している。国税庁と一緒にして社保庁を残す温存法案だ」
国税庁はどんなスタンスか。
「国税は当局も労組も大反対だ。国税は社保庁と違ってきちんと仕事をしている。裏交渉が大手を振るっていた社保庁の労組と一緒になるのは敬遠している」
裏交渉とは。
「3年前に、労組との確認事項が97件も破棄されたが、その中には『業務処理方法については別途協議する』など、別途として裏交渉に委ねているケースが多かった」
こう見てくると社保庁問題は労組問題の側面が強いことがわかる。同時にその跳梁を許した厚生省の対応の悪さも痛感される。
年金記録問題は、「事務の執行体制の問題で、労組の長年の慣行が問題」とのことでした。公務員が、仕事をキチンと責任を持ってやれば起きなかったことなのです。
これについて、鈴木棟一氏が「ゴリゴリ労組とダラ幹厚生官僚」について、実に分かり易く書いたコラムがありましたので、掲載しました。
夕刊フジ(6月14日付)
風雲永田町 3312 鈴木棟一
総務省高官が年金問題を語る 「ゴリゴリ労組とダラ幹厚生官僚」
「消えた年金」で保険料の領収書がない場合に支給するかどうかを判断する第三者委員会が、問題の多い社保庁ではなく、総務省に設置されることになった。
その総務省高官が12日、こう語った。
「この問題の基本は、ゴリゴリの労組とダラ幹厚生官僚による、なれ合いのズサンさだ」
ゴリゴリの組合とは。
「自治労の中でも最先鋭の組合で、歴代の社保庁と覚書や確認事項を交わして、かなり勝手に振るまっていた」
どうして、そんなことができたのか。
「社会保険の業務は都道府県にあって、知事に業務監督権があるが人事権はなかった。国の事務として国家公務員としたからだ。人事権がないからこわくない。自治労の先鋭部隊として県を突き上げ、他の労使問題でも先頭で戦った。処分されないからだ」
ダラ幹の厚生官僚とは。
「組合の勝手を許してきた厚生官僚に大問題がある。これが戦後ずっと放置されてきた背景には自治官僚がしばしば保革相乗りで知事となり、なれ合いあった。組合との妥協が重ねられたのだ」
自治労国費評議会はかつての国労だ、との指摘がある。
「国鉄は約20年前に民営化された。社保庁はいまごろようやく解体の方向になったということだ」
政府の社保庁解体法案のポイントは。
「組織を整理し、6分割し、主要部分は日本年金機構に持っていく。組合のゴリゴリをクビにする。これが社保庁改革の狙いだ」
対する民主党案は。
「民主党は歳入庁案を出している。国税庁と一緒にして社保庁を残す温存法案だ」
国税庁はどんなスタンスか。
「国税は当局も労組も大反対だ。国税は社保庁と違ってきちんと仕事をしている。裏交渉が大手を振るっていた社保庁の労組と一緒になるのは敬遠している」
裏交渉とは。
「3年前に、労組との確認事項が97件も破棄されたが、その中には『業務処理方法については別途協議する』など、別途として裏交渉に委ねているケースが多かった」
こう見てくると社保庁問題は労組問題の側面が強いことがわかる。同時にその跳梁を許した厚生省の対応の悪さも痛感される。