2006年12月

2006年12月20日

在日米軍の兵力構成見直し等に関する政府・与党協議会

官邸米軍 官邸米軍2











12月15日(金)朝7時30分から首相官邸で「在日米軍の兵力構成見直し等に関する政府・与党協議会」が開催され、僕も参加しました。
そこでは、以下のことが決まりました。


在日米軍の再編を促進するための措置について

 本年5月1日に行われた日米安全保障協議委員会(いわゆる「2+2」)において合意された在日米軍の兵力構成の見直し等(以下「在日米軍の再編」という。)に関する具体的な措置を着実に進めていくことが、抑止力を維持しつつ米軍の施設・区域が所在する地元の負担を軽減するものであり、日米安保体制をより確固たるものとするものであることを踏まえ、国としてこれに適切に取り組むため、次期通常国会において、以下の事項を盛り込んだ内容の時限立法の整備を行うことについて合意する。

1、在日米軍の再編に関する具体的な措置を実施することによって負担が増加することとなる地元市町村に対する新たな交付金の交付のための措置
2、抑止力を維持しつつ米軍の施設・区域が集中する沖縄県の負担軽減に資するための措置である在沖縄海兵隊のグアムへの移転を推進するため必要となる国際協力銀行の業務に関する特例等の措置
3、その他、在日米軍の再編を実施するために必要な事項

なお、再編事業と同時期に行われる横須賀海軍施設を寄港地とする空母の原子力空母への交替については、当該空母が厚木から岩国へ移駐する空母艦載機と一体として行動する部隊である点を踏まえ、法案において、在日米軍の再編として取り扱うものとする。

また、法案に盛り込むこととする新たな交付金については、平成19年度当初予算において、所要の経費を計上するものとする。

※ 在沖縄海兵隊のグアムへの移転のための出資金や真水による支援等のための予算措置については、今後、政府において、更に経費を縮小するための努力を行いつつ、来年以降も米側と引き続き精力的に協議を行った上で対応するものとする。



在日米軍の再編を促進するための法律案骨子
《具体的内容について、関係省庁と調整中》

1 新たな交付金
○国は、在日米軍の再編(注)に当たり、その周辺地域における住民の生活の安定に及ぼす影響の増加に配慮することが必要と認められる防衛施設を指定する。
○国は、当該防衛施設の周辺市町村に対し、住民の生活の利便性の向上及び産業の振興に寄与する事業に係る経費に充てるため、交付金を交付する。
○交付金は、住民の生活の安定に及ぼす影響の増加の程度を考慮し、在日米軍の再編に向けた措置の進捗状況等に応じて交付する。
(注)再編事業と同時期に行われ、在日米軍の再編の対象である部隊と性質上一体として行動する在日米軍の部隊の編成等の変更(横須賀における原子力空母への交替)を含む。

2 国際協力銀行の業務に関する特例等の措置
○在日米軍の再編に伴いグアムにおいて実施される事業で在日米軍のグアムへの移転を促進するために必要なものに係る資金の出資、貸付け等の業務を国際協力銀行が行うことができるものとする。
○国際協力銀行は、当該業務の経理については、特別の勘定を設けて整理する。
○国は、国際協力銀行に対し、出資を行う等所要の措置を実施する。

3 その他の措置
○駐留軍労働者に対する技能教育訓練等の実施その他の措置

4 法律の期限
○10年間の時限立法とする。
○ただし、国際協力銀行の業務に関する特例等の措置については、当該期限にかかわらず、当分の間、なお効力を有するものとする。


在日米軍の兵力構成見直し等に関する政府・与党協議会

(政府側)
内閣官房長官 塩崎恭久
外務大臣 麻生太郎
財務大臣 尾身幸次
防衛庁長官 久間章生
内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 高市早苗

(与党側)
自由民主党幹事長 中川秀直
自由民主党総務会長 丹羽雄哉
自由民主党政務調査会長 中川昭一
参議院自由民主党幹事長 片山虎之助
自由民主党国会対策委員長 二階俊博
参議院自由民主党国会対策委員長 矢野哲朗
参議院自由民主党政審会長 舛添要一
自由民主党安全保障調査会長 山崎 拓
自由民主党外交調査会長 町村信孝
自由民主党基地対策特別委員長 大野功統
公明党幹事長 北側一雄
公明党副代表 草川昭三
公明党副代表 東順治
公明党政務調査会長 斉藤鉄夫
公明党国会対策委員長 漆原良夫
参議院公明党幹事長 木庭健太郎
参議院公明党政審会長 山口那津男
参議院公明党国会対策委員長 荒木清寛
公明党安全保障部会長 佐藤茂樹


『「答え」はあなたの中に在る』(成甲書房)の著者ジョン・フォッピ氏が日本で記者会見

おび『「答え」はあなたの中に在る』(ジョン・フォッピ著、河本隆行訳)が成甲書房から出版され、このほどその著者が来日しました。

今の日本人に必要なことは、挫折や病気になったときに、ポジティブ(積極的、肯定的)にものごとを考え、行動するということではないでしょうか。

それを、ジョン・フォッピ氏が本の中で述べています。ですから、この本は、我々を元気にしてくれます。
お勧めの本です。

僕は、その記者会見(12月13日)に参加しました。
まず、ジョン・フォッピ氏を紹介しましよう。

彼は、アメリカを中心に活躍するモチベーショナル・スピーカー。
生まれながらに両腕がないとう逆境を克服した体験をユーモアたっぷりの心温まる語り口で語り、人びとを勇気づけ、啓蒙している。

政府機関やアメリカ海軍、NFLやMLBなどのプロスポーツ選手を前にしての伝説的な講演、またローマ法王から祝福をさずかったことで一躍著名になった。

「10人の傑出した若きアメリカ人」の最年少選出者でもある。
セールス・スキルで著名なジグ・ジグラーの愛弟子として修業し、世界各国の企業や団体で、意識の掌握スキル、人間的に成長する方法、人生における成果の上げ方などについて非常に影響力のある講演を行っている。www.johnfoppe.com(英語版のみ)


以下は、記者会見の時に携帯で撮影したものです。
左の写真は、ワイングラスの水を足を使って飲む様子です。ビックリしました。人間、何でもできるんですね。と思いました。
ジョンジョン1











ジョン2ジョン・フォッピ氏の講演要旨をお届けします。
とても感動的なものでした。

「朝、起きたとき、夜どこにいるかなどわかりはしない」
 ぼくの人生を言い表すのに、これ以上ぴったりの言葉は思い当たりません。
 この言葉は、ぼくが生まれた日には間違いなく真実を言い当てていました。
ある夏の朝、病院に急ぐ父と母が望んでいたのは、健康な女の赤ちゃんの誕生でした。
ところが二人が授かったのは、弱々しく体の不自由な男の赤ん坊だったのです‐‐その子には生まれつき両腕がありませんでした。
夕闇がせまる頃、彼らを取り巻く事態は混沌としていました。
腹部内にも問題があってぼくが大急ぎで緊急手術室に運ばれたとき、両親は泣きながら、この子は生きられないかもしれないと思いました。
ぼくが数日のうちに死ぬのは、ほぼ確実だと思われました。
しかし今、ぼくは30歳を越えてもこうして生きています。
 ぼくはかつて、ある司祭に教会の礼拝で侍者として奉仕するのを拒絶されました。
それとは逆に、ヴァチカンを訪れた際に法王パウルス六世に呼ばれ、特別にじきじきの祝福を受けました。

 10歳のとき、ぼくは服を着せてもらっていました。
他人に依存しきった生き方をしていたのです。
26歳の誕生日、ぼく自分一人でスーツとネクタイを身に着け、インドネシアのジャカルタで、セミナーに出席し壇上に立ちました。
 子どもの頃、ぼくは兄弟たちとフットボールをすることができませんでした。
しかし、ダラス・カウボーイズのチアリーダーたちといっしょにテレビのチャリティー番組に出演したし、マイアミ・ドルフィンズでモチベーションを高める講演をしたこともあります。
 ぼくはかつてある開発途上国で、ぼくに手を差し伸べてきた男の子を抱き上げる腕がなくて、胸が痛みました。
しかし一九九三年に、ぼくは「二本の手」を得ました。
ぼくは第三世界の貧しい人たちのために現状認識と募金を集める目的で行なった講演が評価され、全米青年商工会議所から「10人の傑出した若きアメリカ人」の最年少の受賞者に選ばれましたが、この賞のトロフィーは互いに差し伸べられた二本の手をかたどった彫刻でした。
土台には、「人類の希望は行動する若者の手に委ねられている」という言葉が刻まれています。
 ぼくの人生には、とてつもなく離れた両極端があります。
あなたの人生にはそれほど大きな変動はないかもしれません。
しかし、あなたにも必ず好不調の波、難題や成功、限界や打破、障害や利点があります。
それらは誰にでもあるのです。
扉がかたく閉ざされているように見えるときでも、必ず開けられるのを待っている窓があります。
問題が解決不能に見えても、必ず一つの解決策が、ひょっとしたらごくありふれたものか、あるいは見たこともないものが、見つけてもらえるのを待っているのです。

 ぼくは毎日、何十もの困難にぶつかります。
大部分は、普通に腕や手や指がある人ならあたり前にやっている日常の雑用をどうやってこなすかという現実問題です。
あなたは、足先を使って卵の殻を割り、目玉焼きを作ろうとしたことがありますか?
 足だけを使って車を運転したことがありますか? 
手を使わないで服を着たことがありますか?
 ぼくは創意工夫に富んだやり方で‐‐できれば危険も辞さない強い勇気、忍耐力、よく練れたユーモア感覚を持って‐‐そういう難題に対処してきました。
ぼくに現実問題の解決法が見つけられるのなら、あなたにだって、きっと出来るはずです!
 また、ぼくは人類に共通する感情、精神、知性における数多くの難題にも直面します。
しょっちゅうくじけたり、ストレスで参ったり、はねつけられたと感じたり、将来が不安になったりします。ソーシャルワークの修士号を取り、カウンセラーという仕事に就いたおかげでわかったことがあるとすれば、それはこういうことです。

「感情面での困難は肉体面での困難より、ずっと大変なのだ。しかしそれは解決できる」

 ぼくが日本の皆さんに伝えたいのは、基本的に次のことです。

どんな問題にも、何らかの前向きな解決があります。
「言い訳」に逃げてはなりません。
解決法を見つけ出し、それに従いましょう。
そして、困難に取り組む大変さと目標達成の喜びの両方を楽しみましょう。
 この本『「答え」はあなたの中に在る』で紹介するぼくの人生から読み取っていただきたいのは、あなたにとって真実だとぼくが信じるもの、そしてぼく自身にとって真実だとわかっているものです。

それは、手の届かないものなどない、ということです。



shige_tamura at 07:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

2006年12月19日

『新憲法はこうなる』出版記念の集いのご案内

ツリー1出版











僕の友人が『新憲法はこうなる』出版記念の集い
を開催してくれます。

ブログ読者で参加される方は、どうぞおいで下さい。

日時 平成18年12月22日(金)
   開場 午後6時   開会 午後6時30分

場所 北野アームス1階
   東京都千代田区平河町2−16−15
   電話 03−3265−2371

会費 5,000円(本代含)


「出版記念の集い」事務局 福本有希子

〒102ー0093 千代田区平河町2−16−15 北野アームスF8
電 話  090−2649−5672
FAX  03−3234−2460]


解説・防衛庁の省移行について

国防部会今朝(19日)8時からの自民党国防三部会で挨拶する河井克行国防部会長。
写真左は山崎拓安全保障調査会長、挨拶する河井克行部会長、右隣は大野功統基地対策特別委員長、その右は、久間章生防衛庁長官。


防衛庁の省移行について


 防衛庁を省にするための法律案が12月15日に参議院の9割を超える国会議員の賛成で可決、成立しました。(衆議院も9割を超える賛成)。来年1月には、防衛省になります。
 自民党では、防衛庁の「省」移行を政権公約2003(マニフェスト)にも掲げ、国民に約束し、努力してきました。それがようやく今回実現したのです。
 今回の法改正の主な内容は、防衛庁が防衛省になり、自衛隊の海外活動であるPKOなどの国際平和協力活動が、本来任務となります。
 次に今回の法律の概要について述べます。

(法律全体について)
○文民統制、専守防衛、節度ある防衛力の整備、海外派兵の禁止、非核三原則、軍事大国とならない、といった防衛政策の基本は変更しません。

○防衛施設庁を平成19年度に廃止し、同庁の機能を本省へ統合すること等により、より適正かつ効率的に遂行する体制を整備することを附則に明記しました。

(防衛庁設置法の改正)
○防衛庁設置法を「防衛省設置法」に改正しました。
○「防衛庁」を「防衛省」に、「防衛庁長官」を「防衛大臣」等に変更しました。

(自衛隊法の改正)
○「内閣府の長」としての内閣総理大臣の権限を、防衛の主任の大臣となる防衛大臣の権限とします。(防衛庁長官に対する指揮監督、物品の提供等)
○「内閣の首長」としての内閣総理大臣の権限は、引き続き内閣総理大臣の権限となります。(自衛隊の最高の指揮監督権、防衛出動・治安出動の下令等)

○国際社会の平和と安定が我が国の平和と安全に密接に結びついているとの認識の下、国際平和協力活動に主体的・積極的に取り組む必要があるとの考えから、国際緊急援助活動等、国際平和協力業務等、テロ特措法及びイラク特措法に基づく活動を自衛隊の本来任務に位置付けました。
併せて、機雷等の除去、在外邦人等の輸送、周辺事態における後方地域支援等も本来任務としました。

(安全保障会議設置法の改正)
○安全保障会議に対する内閣総理大臣の諮問事項に、自衛隊の国際平和協力活動及び周辺事態への対処に関する重要事項を明示しました。



海外等の反応について

 中国・韓国はすでに日本の防衛省にあたる国防組織をもっています。
 その関係で、今回は、各国政府からの懸念・憂慮を示す公式声明は出ていません。 これは、防衛庁の省移行に対して一定の理解が得られているものと考えられます。また、インドネシア国防大臣からは、省移行に対して賛成の発言もありました。

 なお、国内においては、平成14年以降、100を超える地方議会が省移行を求める意見書を議決しています。こうした国民の声が後押しとなったのです。     



 経緯について

○昭和39年、防衛庁の省移行を内容とする「防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案」を閣議決定。国会には未提出。

○平成9年、行革会議において議論。「現行の防衛庁を継続」し、省移行については「政治の場で議論すべき課題」との最終報告。

○平成13年、保守党(当時)が自民党などの賛成を得た上で「防衛省設置法案」を衆議院に提出したものの、同15年の衆議院解散に伴い廃案。

○平成14年、自民党・公明党・保守党の幹事長及び政調会長が、防衛庁の省移行について、有事法制成立後の最優先課題として取り組むことで合意。

○平成17年11月22日、自民党行政改革推進本部において、次期通常国会に省移行法案を提出し成立を目指すことを了承。同年12月5日、自民党・公明党の幹事長及び政調会長が与党間協議の開始に合意。

○平成18年6月9日、防衛庁の省移行を内容とする「防衛庁設置法等の一部を改正する法律案」を国会へ提出。同年11月30日、衆議院本会議において、同年12月15日、参議院本会議においてそれぞれ可決し、成立。



2006年12月18日

『新憲法はこうなる 美しいこの国のかたち』:たむたむの憲法セミナー

福岡本
第7回目は、『新憲法はこうなる 美しいこの国のかたち』(講談社)(1000円)から、これまで憲法上、明確な定義が記されていなかった「政党」に関する条項についてお話します。


Q,新たに「政党」(第64条の2)に関する条項を、自民党新憲法草案の中に設けましたが、これまで政党は、どのような位置付けがされていたのですか?


A,政党は現在、任意の結社の一つとして存在しています。
 
 ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、韓国などの憲法には政党に関する条項がありますが、日本では、現行憲法の第21条第1項で「結社の自由」を定めているだけで、政党への直接的な規定はありません。
 
 政党に関する法律は、独立法としての「政党法」もなく、政治資金規正法や政党助成法の中で、対象となる政党を定義しているだけでした。
 
 しかし、政治における政党のウエイトは、今、着実に大きくなってきており、議会制民主主義にとって不可欠な機関ですから、自民党新憲法草案では、明確にそれを盛り込んだわけです。
 
 「国は、政党が議会制民主主義に不可欠の存在であることにかんがみ、その活動の公正な確保及びその健全な発展に努めなければならない」などと記しています。
 今後は、政党法をつくることになります。

―<第6章 新憲法はこうなる「早わかり憲法改正Q&A50」>





2006年12月15日

「日本の安全保障政策―立法と各政党の政策的観点から」(その4、終わり)

麻生 太郎今朝の麻生太郎外務大臣です。

安全保障総合シンポジウム「日本の安全保障」

主催 拓殖大学海外事情研究所
日時 平成一八年一一月二五日(土) 午前九時〜午後六時
場所 拓殖大学文京キャンパス S―四〇一号室

演題 「日本の安全保障政策―立法と各政党の政策的観点から」(その4、終わり)
講師 田村重信(自民党政務調査会首席専門員・慶應義塾大学大学院講師)


六,小泉首相のピョンヤン訪問のインパクト

 次に「小泉首相のピョンヤン訪問のインパクト」ということですが、二〇〇二年九月一七日に小泉さんが北朝鮮へ電撃訪問し、金正日総書記が日本人の拉致を認め、謝罪した。
 これまで「何の証拠があって(拉致だと)言うのか」、「拉致など存在しない」と社民党とか共産党は言い放ってきた。
 特に、当時の社民党党首の土井たか子さんなんかは、「朝鮮労働党が『拉致はない』と言っているのだからない」と言ってきた。
 そして「拉致なんか自民党と産経新聞のデッチ上げだ」と言われた。
 ところが拉致が明らかになりました。これによって国民の安全保障観も大きく変わったんですね。
 よくアメリカの学者が私のところに来て、「アメリカ国民の安全保障への意識が一変したのは二〇〇一年九月一一日の同時多発テロ事件だけど、日本は、この『九・一一』によって、どのくらい国民の安全保障観にインパクトを与えたか」と言うんですね。
 確かにインパクトはありましたけど、私は、「日本人は、『九・一一』よりも『九・一七』だよ」と言います。
 それがあったから、アメリカのイラク戦争支持、自衛隊の派遣、有事法制が国会議員の九割の賛成で成立するといった動きになったわけですね。
 それは国民の安全保障観が変わり、社民党や共産党は小さくなったことが大きいわけです。


七,今後の課題

 最後に「今後の課題」ですが、今、周辺諸国の軍事情勢を見ますと、北朝鮮のミサイル、核実験、拉致といった問題があり、中国の動向も気になる。
 そんな中で、やはり世界の中の日米同盟をしっかりさせて、ミサイル防衛、敵基地攻撃問題、集団的自衛権の問題を考えていかなければならない。
 しかし、今まで防衛関連法制の制定に係ってきて感ずるのは、現憲法下における日本の安全保障、防衛に関する法制は限界に来ていると思います。
 これから先に進めようとしても進められない。
 ではどうするかということですが、それはハッキリしているんですよ。
 
 日本には軍隊がない。憲法第九条の建前から日本は戦力が持てない。
 でも日本を守るために自衛隊がある。必要最小限度の実力組織として自衛隊がある。
 ところが日本の自衛隊が海外に出ますと、例えば私の友人の番匠(幸一郎)さんなんかが、サマワに行きますと、立派な軍隊として扱われるんですよ。国際法上、日本の自衛隊は軍隊なんですよ。
 でも日本に帰ってくると軍隊じゃない。そこを直さないといけない。
 
 今、私は慶應義塾大学大学院の先生もやっておりますが、例えば、有事法制が議論になっていた時に書店に行きましたら「有事法制反対」の書籍しかないんですよ。
 そこで「急げ!有事法制」(朝雲新聞社)という本を出した。
ある大学院生が、授業中こんなことを言った。
 「慶應で先生だけですよ。有事法制に賛成は」と。
 そこで「君ね、必ず世の中、私の言った通りになるから」と言った。そうしたら、その通りになった。
 
 今もそうですよ。「憲法九条を世界遺産に」(集英社)とかね。書店には「憲法改正反対」の書籍しかない。
 だから私は「新憲法はこうなる」(講談社)という本を出したんです。昨日、発売されたんですがね。
 結局、実務に携わっている私のような人間が動かないと世の中が変わらないというわけです。
 今、「憲法改正反対」派は、もう国民世論の多くが憲法改正に賛成ですから、第九条に的を絞っている。
 だから「九条を変えれば戦争する国になる」と進歩的文化人とか学者は言うわけですよ。
 その根っ子には社民党と共産党がいるわけですよ。
 それが「九条の会」みたいなものをつくって大運動をやっているわけです。
 だから書店には「憲法改正反対」の書籍しかないわけです。
 
 あと、やはり憲法改正にキーを握っているのは民主党です。
 民主党がどういう案を出すか。
 やはり政権を獲ろうとする政党であるならば、安全保障などの基本的な部分については与党と大きな考え方の差があっちゃいかん。そうでないと安心感が持てないんですよ。
 民主党が政権を獲りたきゃ、さっさと憲法改正やることですよ。
 若干、演説調になってしまいましたが、以上で終わります。
 有難うございました。
                            (終了)

教育基本法案と北朝鮮

国会旗万ギョン











昨日、今日と地方から日教組などの労働組合が国会前で座り込みなどの反対運動をしている。
その中で、北朝鮮の「マンギョンボン号は人道の船」で再開すべしという、変なスローガンが目立ってきている。

これは、教育基本法案が今日にも通過しそうな情勢で、彼らの北朝鮮よりの姿勢がじょじょに、そのホンネがハッキリしてきたようだ。

彼らは、アメリカのイラク戦争は批判するが、北朝鮮の拉致事件は糾弾しない、これが彼らの実態なのだ。
だらか、日本を良くしようとする教育基本法案と憲法改正に反対なのです。

北朝鮮の側にたてば、教育基本法案と憲法改正には反対するということでしょう。

映画「硫黄島からの手紙」を観て

イヨウ昨日、試写会で日本から見た硫黄島『硫黄島からの手紙』を観ました。森喜朗元首相ご夫妻も見えていました。
今回の試写会は、栗林忠道陸軍中将の孫にあたる新藤義孝衆議院議員からのお誘いでした。

新藤義孝議員は、最近まで自民党国防部会長を務め、僕と一緒に仕事をした間柄です。
その際、日程調整のときに硫黄島いくためというようなことがありました。
それは、おじいさんの栗林陸軍中将との関係だったのでした。

栗林忠道陸軍中将は、日本軍硫黄島守備隊の総指揮官を務め、アメリカ留学の経験を持ち、アメリカ人の友人もいれば、良い思いでもあった。
また、勝つための意思と、日本よりも進歩していた米軍に挑むための戦略的手腕も持っていた。
戦地から家族に宛てた手紙で、妻のためにお勝手のすきま風を心配したり、硫黄島で育てているヒヨコの成長を幼い娘に書き送ったりと、よき家族人としての一面も覗かせる。

この映画は、栗林忠道陸軍中将とは、どんな人物なのかを知るうえでは大いに参考になる。こうした、人物が多くいれば、日本の悲劇も最小限度になったのではないかと思われた。

僕は、アメリカから見た硫黄島『父親たちの星条旗」はまだ観ていない。

昨日、僕のところに来た元米海兵隊グレグソン(Gregson)中将・太平洋司令官と硫黄島の映画についても話し合った。その際、グレグソン氏が「新藤義孝は元気か」と聞かれ、「元気だ、映画試写会の挨拶をしていた」と答えた。

グレグソン氏は、「米国の映画関係者は、日本の『硫黄島からの手紙』の方が良いとの評価だ」と話してくれました。

多くの人に観てもらいたいと思います。


ランキング一覧

人気blogランキング

人気blogランキングに参加しました。
応援よろしくお願いします。
月別アーカイブ
最新コメント